2015年6月11日木曜日

コミュニティデザイン



少し前からコミュニティ・デザインについて、本を読んだり人と話をしてみたりと勉強をしていました。

地域包括ケアの話となるとどうしても町づくり、人づくりが必要です。
そのためにはそこに住んでいる住民たちで自分たちにとって本当に必要なものを自分たちで考える努力とそれを維持していくアイディアをださなければならないからです。

そこでコミュニティ・デザインといったら山崎亮さん。
不思議なもので話を聞きたいなとか思うと目の前に勉強会が転がっていましたので、真っ先に飛びつきました。http://peatix.com/event/88469

写真は会場の3331アート千代田です。行ったらAKBのイベントをやっていました。

山崎さんと中村さんの話はとてもよかったです。

山崎 亮 studioL http://www.studio-l.org

中村政人 m-lab  http://m-lab.org

山崎さんからは沼田町のコンパクトタウンモデル(北海道)の事例と瀬戸内しまのわ博覧会(広島)の事例をご紹介いただきました。

沼田町
http://www.town.numata.hokkaido.jp/section/seisaku/ujj7s30000000efd-att/h0opp20000002fs3.pdf

瀬戸内しまのわ 
https://www.facebook.com/setouchi.shimanowa2014

沼田町の事例はモノづくりで、瀬戸内しまのわはコトづくりの事例です。

モノづくりもコトづくりも共通しているのは、住民たちが楽しく自分たちで行動しているところです。誰かに何かをさせられているのではなく、みんなが繋がっています。

山崎さんも言っておられましたが、社会インフラが整い、便利になることによって、町での活動人口が減少してしまっています。今後は人口が減少していくなかで社会インフラ頼りの生活を変えていかなくては成り立たなくなります。

もちろん具体的に自分の目でみたわけではないので、私は負の面を知りません。もちろん住人全員が参加しているとは限りません。しかし町を動かす住人がいるのは事実です。

山崎さんはコミュニティ・デザインとはプロフェッショナル(専門家の)・デザインとアマチュア(住民の)・デザインの間にあってコミュティがデザインをするものと定義されていました。コミュニティ・デザインというより Community development by design ともおっしゃっていました。



コミュニティ・デザインをすすめていく上で大事なことは感性に訴えかけることです。

楽しい、美しい、美味しい、嬉しい

これらをみんなで共有する。素晴らしいですね。私もそういうのを目指して場づくりをしています。みんなが肩の荷を降ろして楽しめること環境づくりが大事なんですね。

正しすぎて、つまらない、苦しい。これでは続きませんね。医療の世界は正しすぎることが問題なのかもしれません。

中村さんは東京文化資源区の話をされていました。東京オリンピックがあることで我が国の文化交流も同時にされます。東京の芸術・文化イベントを計画されているそうです。

これもとても興味深い取り組みですね。東京には多くの文化資源がありますが、それぞれがばらばらに存在しています。これらを横串に東京をつないでいくことを考えているそうです。

今後の社会のありかたって、有機的に人が繋がっていくことなんだと改めて思いました。
中村さんの横串をさす人が全国で活動するという発想もとても面白いと思いました。

こういう話はわくわくしますね。自分も何かしたくなりました。

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