2019年1月13日日曜日

おまかせしない医療にむけて

1月12日に日本医療機能評価機構で行われたMindsフォーラム2019「『おまかせ』しない医療にむけて:患者と医療者は何をシェアしていくべきか?」に参加しました。



この日は雪もちらちら降っていてとっても寒い日でした。




























今回の演者はこちら















演者の中で面白いのはやはり名郷先生です。
「どっちでもいい」まあ、そうです。はい(爆) 
考え抜いた先は、「ま、いっか」の私にとって完全にツボです。

患者にとって医療は人生の中の一つに過ぎないのですが、やはり医療の選択は重要なことだと思います。その重要な選択においてなかなか「どっちでもいい」までの境地に立つのは難しいと思います。なぜならば世の中にあふれる曖昧な医療情報に人々は翻弄されているからです。

世の中にあふれている曖昧な医療情報とは、正しいことと間違っていることがまだらになっている情報やある人には当てはまるかもしれないけど自分には当てはまらない情報、などなどあります。

そもそも医療は不確実なもので、薬も実際に投薬されて初めてどんな効果がでるかわかりません。つまりこれも曖昧と言えるのではないでしょうか。講演のなかでも曖昧、不確実なものを少しでもその後の結果の精度予測を高めるためにエビデンスがあるということでしたが、そのエビデンスすら数字やグラフのマジックに目くらましがあったりもします。

人間は自分の信じたいことばかり信じます。しかし信じられない状況に陥ったとき、信じたいと思うような未来を見せられるとそちらを選択するのではないかなーと漠然と考えています。

このような曖昧な情報の中で正しい決断をしなければならないと自分を追い詰めたらしんどいですよね。そんなとき自身がそのしんどさから逃げたい故に人に決断を委ねてしまうのではないでしょうか。委ねることで人のせいにできる。委ねるから後悔する。

今回のテーマである「おまかせしない医療」って、自分で自分の選択をする自覚と覚悟じゃないかと私は思います。

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