2015年12月30日水曜日

わたしの2015年



今年はとても大きな変化がありました。それは15年半務めた会社を辞めたことです。

思い返せば1999年、体調を崩していた私は次の仕事は何をしようか考えていたときに出会ったのがこの会社です。当時、コントラクトMRなんて誰も知らない時代です。
そのときに私は「何だかよくわからないけど面白そう」「仕事をする上で営業だったらなんでもいいや」というあまり深く考えを持たずに会社を選びました。そのときは仕事を続けていければいいという気持ちのほうが強かったと思います。

それにしても入社してびっくりすることの連続でした。

同期で入社した仲間は異業種からの転職でMRとはなにかもまったく知らず、医療機関に行ったこともない。そんな状態だったからしっちゃかめっちゃか。会社には研修部もない。そうなると医療業界経験者の私は放置、、、
研修中に派遣先の会社が合併が決定し、MR認定試験の直前に製品研修。とにかく、先が見えないというか、いくら予測してもどんどん変化していくところで仕事をしていました。そうなると周りの変化にまったく動じない自分ができてしまうんですね。

その後も仕事をしながら大学院へいったり、営業から企画の仕事、IT、教育、とにかくなんでもやる自分が形成されていきました。一番長い経験はもちろん営業(10年)ですが、次に長いのは教育の仕事になります。それにしても、どんな仕事でもほどんど偏りなく仕事ができてしまう素地はこの会社で培ったものだといって間違いないです。

その会社をとうとう辞めたのが6月の末になります。
いつかは辞めるつもりだったのですが、いつ辞めるかは1年くらい悩んでいました。

いまやっているような活動は約10年前からゆっくりと始めました。社外での活動をすればするほど、勉強をすればするほど自分の考えと会社とのギャップが大きくなってきてしまい、正直2〜3年前くらいには気持ち的に限界にきていました。もう辞めようと思ったタイミングで組織が大きく変わりこれまでとは違うチャレンジをする機会を与えられ、なんとかモチベーションを保って1年半。しかし昨年の後半でその糸もぷつんと切れてしまいました。

そこからなにをすべきか、どうやって自分の仕事を全うしながら辞められるのかを考え続けたのが今年の始め。そして辞めるにあたってもトンデモナイくらいのストレスで体調がボロボロだった3月。有休消化しながらなんとか持ちこたえ、最終出社がゴールデンウイーク前でした。

そこから自分の体調を整えるために、ほぼ毎日ヨガと瞑想していました。体を動かしながら自分の心と体を整える方法は私に合っていたんでしょうね。しっかり自分を取り戻している感覚があります。

旅行も、イギリスとアメリカにも行って楽しんだ。こんなに遊び呆けたのは何十年ぶりでしょうか。

そんなことをしているときに飲み会の席で「うちで仕事しない?」という軽〜いノリで尾藤さんに誘われ東京医療センターの仕事を始めたのが9月。これも本当に縁というか、タイミングなんでしょうね。その半年前だったら多分そのお誘いには乗っていなかったと思います。私は、まったく違う価値観や方法、環境というのは基本的に好きです。それでもこの決断は偶然の産物です。おかげさまで多くの勉強をさせてもらっています。

会社にいかなくなったのが5月からですが、とにかくあっちこっち自由に行けるようになって本当に楽しい。東金にもたくさん行けるし、行きたかった幸手にも行けた。ワークショップもいくつも企画できたし、講演もできた。とにかく毎日を楽しむことを楽しめている感じです。

そういう意味では、いいことがたくさんあった2015年だったと思います。

でも悲しいことも大変なこともありました。お世話になった方が突然お亡くなりになったり、家族や親戚の事件などいいことばかりではありません。それでもその中で自分らしくいられたのではないかと思います。たぶんもっといっぱい出来事はあったと思います。

さて、来年ですがいくつかやろうと思っていることはあるのですが、あまりかっちり決めないで「決断しなくてはならないときがきたら決断をする」というスタンスでいきたいと思っています。

「いついつにこうする」ということを決めたところで、そのとおりになんかならないということ実感した2015年。性格的には具体的にきまった実行プランはきっちりしますが、自分の人生は大雑把な緩さでいいんじゃないかと思っています。

ただ自分が話をする機会はもっと増やしたいと思っています。それ以外はまだ決めない。FREEなんだもん!

2016年についてはお正月中にいろいろ考えてみます。

2015年12月29日火曜日

幸手の振り返りと忘年会



年内最後の活動は幸手で締めくくり。
調査員をしたメンバーが集まってレビューワークショップをしました。

振り返りはとても大切です。得ることができたもの、次に活かしていくべきもの、問題や課題をみんなでシェアしました。

地域診断とは何だろう?その目的は?というところから、地区ごとの特徴によって質問内容を変えたほうがよいのではないかということも出ました。
また、調査員の立ち位置やこの調査後についてなど、フリーに意見を出すなかで、まだまだ完成型ではなくよりよい方法を見つけていくプロセスのなかにいるのだと思いました。

やはり、これは地域診断とかアセスメントという名前を使っているけど、名前を変えたほうがいいんじゃないでしょうか。それが一番思ったことです。

調査というと調査員が全員、同じ聴き方をすべきだと思うのですが、調査員の資格もキャリアも違うのでヒヤリングのスキルや方法にもばらつきがでます。また専門家であるがゆえに「こうしたほうがいい」という住民に対する気づきも生まれます。そこにもばらつきがあります。

研究の世界ではこのばらつきがよくないと思うのですが、現実社会の中の事業として考えたときには、「調査員としての個性」を生かすことで住民にとってのメリットも生まれるという面もあります。幸手は積極的に後者の立場をとっているのです。

そうなると言葉でこの事業の良さの理解を妨げるのであれば、呼び方を考えるというのは一つの方法ではないかと思っています。

幸手の事業は石巻の住民調査を参考に行っています。同じ課題発見でも石巻は非常時でしたが、いまの幸手は平時なのでやり方もあり方もまったく違うものとして考えるのが自然だと私は考えます。

次に思ったことは、調査員の立ち位置の明確化と協力しててくれる住民への理解促進の方法(事業の目的、個人情報の取り扱い等の説明方法)は可能な限り統一させていく必要性です。

調査員はその調査だけの関わりであり、継続的に住民の方との関係性をつくるものではありません。だから繋ぐためのきっかけであるということを自覚して行動すべきだと思います。

でもその反面、言わないことによって問題が放置されてしまうかもしれないと考えたとき、押し付けにならないで、さらっと情報を伝える話し方の工夫が必要だと思います。

今回は本当にその道のプロが多くこの事業を理解しているので、専門家のアドバイスを住民にして健康指導みたいになるような人はいませんでした。

今後もこのメンバーが関わり続けていけるかというとそうではないので、となると事前に相談員の研修は丁寧にする必要があると言えると思います。

そうすることでこの事業の良さがどんどん前に出てくるのではないでしょうか。


来年の2月22日午後2時から報告会があります。それはデータもまとめて今回の内容を報告してくれるそうです。
私も参加してこようと思っています。今後も幸手はおっかけます(笑)

2015年12月19日土曜日

かかりつけ薬局と薬剤師の役割 Vol.1



この企画は、自分から何かを作りたくてやろうといったのではなく偶然の産物です。

それは診療報酬改定の議論が始まったころのことです。なんだか唐突にかかりつけ薬局の話がでてきました。その後、健康サポート薬局とかもでてきて「一体何なんだ」と思っていました。「かかりつけ」という言葉では、以前厚労省がイギリスの医療制度を参考に総合医を進めゲートキーパー的な仕組みを入れていこうとしたときに、医師会が反対して医師会が出してきたのかかかりつけ医というもの。その議論の決着が完全についていないまま「かかりつけ薬局」という言葉がでてきました。


あまりにもしっくりしないので、議論の行方を知りたくて、とあるシンポジウムに参加しました。そうしたら余計にもやっと、いらっとしてしまいました。

当たり前のことが当たり前ではない?
もっと地域へでていく?
患者さんと接することに対しての覚悟?

意味がわからない。

そのときに一緒に参加していた東京財団の三原岳さん(一緒に市民の医療参加を創る会を企画運営しています)と「定義がわからない」「患者不在だ!」だのフェイスブックで吠えていたら、糖尿病専門医の岩岡さんが「イベントを企画しよう」と言い出したのがきっかけです。

一体今後のあり方はどの辺にあるのだろうかというシンプルな問いから企画がスタートしました。

メンバーでミーティングを進めていくと、現場の葛藤が見えてきました。
今回は使わなかった言葉ですが、サファリングを「苦悩」とか「苦しみ」といった訳ができるようです。
そこで、現場で薬剤師をしている菊池真実さんに現場のリアルを語ってもらい、それを三原さんが制度の面から整理をしながら議論を進めようという流れになりました。

 

当日のプレゼン、議論を聞きながら整理していくと、薬剤師は求められている役割と現実との乖離があり、求められる姿に近づいていこうとすればするほどサファリングが生まれるということがはっきりしました。

薬剤師は何をする人なのか? 
調剤をする人なのか、それとも薬歴管理やアドバイスをする人なのか?
役割を再定義したほうがいいでしょうね。

私は単純に調剤する人は別の専門資格をつくるほうがいいと思っています。それは現在の薬剤が錠剤も多く、機械化が可能だからです。その操作や確認ができる能力と安全管理ができれば何も薬剤師である必要はないからです。


ほかにも議論ででてきたキーワードは疑義照会です。
疑義照会も単純な処方数の確認から薬学的見地に立ったものから薬剤師のレベルによってまったく違います。
そして機械化によりコスト削減は可能で、AIでよりミスが減少し利便化します。

薬剤師は何を選択し能力を今後何に集中していくのでしょう。

まだまだ議論し尽くせなかった分は次回続きをしようと思っています。




【次回告知】
第2回は「制度改正を巡る理想と現実」です。
スピーカーは薬剤師の水八寿裕さんと厚労省の医系技官の松本晴樹さんです。
前回議論し尽くせなかった部分をさらに掘り下げていきたいと思います。
皆様のご参加をお待ちしております。
日時:2016年1月17日19:00~21:00 (終了後懇親会あり)
場所:みのりカフェ
会費:参加費3000円 懇親会2000円
主催:患医ねっと
※申し込みはこくちーずに登録していただいて完了になります。
キャンセル待ちも申し込み順とさせていただきますのでよろしくお願いします。
http://kokucheese.com/event/index/352804/
※キャンセルする場合は必ず早めにご連絡をお願いします。当日のキャンセルは食事の準備の都合がありますので参加費の負担をお願いします。

第3回 2016年2月18日 「次世代のPharmacy(総括)」(仮)

http://kokucheese.com/event/index/352806/






2015年12月15日火曜日

ふるさとがえり


ふるさとがえり公式ホームページ


この映画を見はじめたとき、「Stand by meっぽい話なのかな」って思いました。
でも確かに4人の少年がでてきたけど Stand by meじゃなかった。

子供の頃は何にでもなれた。
たくさん夢があって、希望もあった。
大人になると思った通りにならないことは沢山ある。

この話はある男性が自分のふるさとに戻るところから始まる。子供の頃に見た風景と大人になってから見る風景はまったく違って、キラキラしていたものがこんなもんだったのかなとか、逆に当たり前だったものが綺麗に見えたりする。

この男性がふるさとにもどった理由がある。でもこれは映画の最初と最後では観客から違って見える。それは見てのお楽しみです。

この映画をみるきっかけは、私が先日の住民活動の全国シンポジウム後に「恵那に行ってみたい」といったら恵那を舞台にした映画があることを教えてもらいました。

この作品が素晴らしいと思ったのはストーリーだけではなく、田舎の問題や状況がリアルだったり、役者さんのセリフが深かったりとツボにはまるところが沢山あって、涙腺が崩壊です。

DVDが出ていますのでぜひみてほしいなと思います。
http://www.amazon.co.jp/ふるさとがえり-DVD-渋江譲二/dp/B0098FMGRS


2015年12月7日月曜日

久々のプレゼン


ここ最近、裏方の仕事が多く自分がプレゼンをするのは久々です。

今回は、約120名の前でのプレゼンでしたが、思ったほど緊張はしませんでした。開き直りかしら?

今回はリスクマネジメントってなに?をお話しました。一応、リスクマネジメントも専門分野のひとつです。と、いっても他の分野よりはやや後回し的にしかお勉強できていません。それでもあまり知識のない方も多くいらっしゃるということでしたので、私にお声がかかりました。

事務局の方から事前にどういったことを話して欲しいかの打ち合わせもしてありましたし、相手の理解も反応も大体その時の想定内であったのも緊張しなかった理由かもしれません。

本当は講演よりもトレーニングのほうが好きですが、たまにはこういうのもいいですね。




地域医療を守り・育てる住民活動全国シンポジウムに参加しました





ブログの更新が滞っておりました。11月28日、29日と麹町にあるグリーンプラザにて地域医療を守り・育てる住民活動全国シンポジウムに参加しました。

参加は今回が初めてでしたが、全国の活動を知ることができて、本当に勉強になりました。活動が始まったばかりのところもあれば、何年も続けている方もいろいろで、それぞれの苦労や工夫を知ることができてよかったです。

いま、地域包括ケアを国からの命題で進めていかなくてはならない状況にきています。
その背景にあるものは、社会保障のありかた、特に医療、介護において自分たちはどうすべきなのかということを自分ごととして捉えて行動していかなくてはならない時期にきているということです。

今回の皆さんのお話をきいて思ったことは、人間って目の前に問題が突きつけられて動くものなんだな、ということです。というのは、その地区で医師が足りない、病院が閉鎖などの問題に対して住民自ら立ち上がって活動しています。
それを考えると、まだ住民活動が進んでいないエリアは余裕があると言い換えていいのかもしれません。

また、活動されている方のお話を聞くと地元愛が本当にあふれていますね。そして人とのつながりをとても大事にされています。地元を愛するがゆえに放っておけないから活動するんでしょうね。
こういった方々のお話を聞くとやはり、お上が言っているから仕方なくやっている地域との差がどんどんついていくのだと思いました。

今回、幾つか実際に行ってみたい場所ができました。
来年はぜひ時間をつくって見学に行ってこようと思っています。

2015年11月27日金曜日

第2回MR#1コンテスト終了

11月22日に星薬科大学にて第2回MR#1コンテストが開催されました。今回は運営委員として関わらせていただきました。今回のテーマは「地域医療に貢献する」でした。



コンテストの結果についてはこちらをごらんください。
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/52376/Default.aspx



ファイナリストの皆さん、本当に頑張っていました。自分がトレーニングをする立場でしたから、ロールプレイ、プレゼンなどを一生懸命やっていると「よしよし、頑張れ」とか「あ〜、そういっちゃった」とかハラハラしながら見ている自分がいました。

ほとんど親のような目で見ちゃいます。

MR不要論が出ていますが、本当にMRは不要なんでしょうかね。私は従来のようなMRは不要だと思っています。
従来のようなMRというのは、自社製品のことしか考えない、偏った情報提供しかしないMRです。情報提供ができていればまだマシですが、売ることしか考えない、医療者の先にある患者さんのことを考える想像力のないMRはもっと最悪です。
そういう人たちははっきり言って要りません。

いくら研修で話をしても現場でできない人が沢山いるのも知っています。営業所にいってしまうと売り上げの話ばかりの雰囲気では、いくら研修で話をしてもちゃんとできるようにはならないです。管理職の人たちの考えを変えるのは簡単なことではないです。
管理職になるような人は、売り上げを上げて評価されてそのポジションにいるような人たちですから、なかなか過去のやり方から脱却した指導は難しいでしょう。

さらにMRは営業ということで自分の担当の営業成績が自分の評価に連動してきます。それを上げないと社内の評価は上がりません。評価を上げるために売り上げをあげようと努力をするのは当然だと思います。しかし今は簡単に売り上げは上がりません。そこで患者さんのことよりも自分の営業成績のことを考えてしまうこともあるのは想像に易いです。

やはり、MRから個人の売り上げ評価をまず無くさないといけないと私は考えています。MRの本分は適正使用の推進ですから、それを阻む評価体系は無くすべきではないでしょうか。

私がそんなことをいうと、「無理じゃない?」っていう人が本当に多いです。でも何故無理なんでしょうね。それは無理だと思いこんでいるから無理なんだと思います。安全に医薬品を使ってもらうためには何をすべきかを考えて行動することに売り上げ評価は必要はないです。

また過激なことを書きそうになったので、今日はこれくらいで抑えておきます。



2015年11月24日火曜日

マイケアプランワークショップ 丸投げしない老後の暮らし方



やっと念願のマイケアプラン・ネットワークのワークショップに参加できました。

マイケアは東金でもプレゼンをしていただいていたのと東京財団の三原氏からいろいろとレクチャーを受けていたので、何を目指しているのかは理解した上の参加でした。

とはいうものの、ワークショップにはとても興味があり、以前からなんとかスケジュールを調整できないかと狙っていました。
本当は2回シリーズですが、なんとか1回を参加できました。2回はまたどこかで日程を調整して参加するつもりです。

このワークショップは、ケアプランの立て方を学ぶのではなく、ケアプランをたてるときに本当に大事な「利用者の視点」に気づくためのものです。

ありがちなのが、「介護度で一律に決めてしまう」とか「誰かの都合できめてしまう」「利用者本人や家族がケアプランを丸投げしてまう」などがあります。

そういったことに気づくというのは本当に大事なことです。

短い時間でしたが、本当に自分ごととして考えるためのよいワークショップでした。

終わった後は懇親会に参加したのですが、いつの間にか会員になってしまったという、、、 

とはいいつつも地域医療を育てる会に続き、市民が主体的に活動しているものに関しては応援していきたいと考えています。

第5回英語で茶話会


英語で茶話会も5回目となり、そろそろメンバーも「初めまして」の方がほとんどなくなったので、お互いを知るフェーズから、よりお茶しながらの雑談を意識してみることにしました。

私を通じての友人ですので医療に関係する人が多いので、今回は「医薬分業」について話をしてみました。

もちろん、みんなチャレンジです。

医薬分業をグーグルさんで調べてみると、「Separation of dispensary from medical practice」とか「Separation of dispensary and prescribing function」っていうんですね。

参加者の視点で、メリット、デメリットを話していると、いろんな現場が出てきます。日本語で話をするより、いろいろ違った頭をフル回転です。

短い時間ですが、とても面白い時間を過ごせました。また今度は違ったトピックで話をしたいと思っています。

2015年11月17日火曜日

幸手でアセスメント調査員 3日目




本日も幸手に行ってきました。3回目です。

もうこのくらいの時期になると、かなりのお宅に一度は訪問をしています。まだ訪問出来ていないところは家が玄関が分かりにくかったりするところや、留守がちなところです。あとお店をされていてお話をする時間がなかったところもあります。

なので、今回はチャイムを鳴らしてもでてこないお宅が多かったです。
居留守も結構あったのではないかと思っています。

それでも午前中に1件、午後に1件お話をしてきていました。

午前のところは比較的普通に会話できましたが、午後は耳の遠い方で、さらにご自身の話ばかりで調査同意のサインをいただくことに難渋しました。再度訪問するしかないです。。。

今回の気づきは、町の方は調査員が来ることを拒否どころかおもったより歓迎なのではないかということです。(もちろん、全部がそうではないです。)
それは私たちが訪問することで、住民のかたは何かしらの情報を得ることができ、話をすることでスッキリされる方も少なくありません。やはりお昼間お話をする相手がほしかったのかな?と思うお年寄りのかたもいました。

私の場合、目があって笑顔で挨拶すると「何してるの?」とか話しかけてきます。
多分、ビブスをつけて目立つことと挨拶をするときにちゃんとはっきり「こんにちは!」と元気良く声をかけるからかもしれません。そして話始めると、どんどん話をしてくださる方が多いのです。私も一応、営業歴が長かったこともあるので他の人よりは話を引き出すのは得意なほうなのですが、私のスキル以上に、一度話し始めると相手がとまらなくなるのでさすがに話し疲れてしまうくらいです。

そして3回目ともなると町の様子を話してもらうような問いの言葉もどんどん浮かんでくるようになりました。

会話もどんどん上達していきます。

「いつからここに住んでいるのですか?」「この辺は昔どうだったの?」とか「地震のときはどうしてたの?また災害があったときどうするの?」とか直接的ではないセリフがどんどん浮かんできました。

やはり聞きたいことを直接的に聞くのではなく、聞きたいことが自然にでてくる問いの言葉は回を重ねる必要があると思いました。


地域のことを知るには、まず行ってみる。そして話をする。調べる。これの繰り返しですね。医療のこと、歴史(昔のこと)や変化、住民のかたの認識をしっかり聴く。大事なことです。

川も実際にみて、なぜ前日の大雨で冠水してしまったのか良くわかりました。土地の高さだけでなく、橋の様子も話で聞いて目で確認する作業は本当に重要だと思いました。

それと地域アセスメントは様々なバックグラウンドの人が関わった方がいいと思いました。それによって多くの視点でその土地のことを理解できるからです。




本当に多くの勉強をさせていただきましたし、楽しかった!

これで予定していた調査員のお仕事は終了です。
12月に反省会があるそうなので、できるだけ参加したいと思っています。




2015年11月9日月曜日

幸手でアセスメント調査員 2日目




今日の天気は曇りでした。天気予報が午後に雨だったので、心配でしたが夕方戻ってから降り出すというなんと雨を吹き飛ばす晴れ女なんでしょう(笑)

今日もたくさんの学びがあったのですが、一番は防災面です。
幸手は昔の面影が残るまちです。その分、いろんな部分が手付かずになっているところがあります。

今回、入り口がわかりにくく狭い路地を「ごめんくださ〜い、東埼玉総合病院からきました〜、こんにちは〜」と結構大きな声で進んでいき、静かにおうちのかたを見つけるという状態もありました。間口の狭さだけでなく、小さな段差もたくさんあるご自宅は気をつけないとお怪我をされてしまいます。もちろん舗装をしているわけではないです。

また裏の道もまっすぐではないので、車一台とおるのがやっと。その道の舗装もいいわけではないです。表通りにでる道もない。逃げる時どうやって逃げるのでしょう。私道というか自宅の庭(?)を通るのでしょうか。

車を目の前に停める場所もないところは道に消防車や救急車を停める他ありません。そうするとその周辺の幹線道路が渋滞してしまいます。実際にそういったことがあったと一緒に回った調査員の人に聞きました。そうなると、火事があったら大変です。古い家も多いのでいったん燃え始めたら大変なことになります。もちろん狭いところはストレッチャーは入りません。そんな場所は消防隊も入るのが大変です。

医療や暮らしのことで伺っているのですが、今回はそういった部分が気になって仕方ありませんでした。もしかしたら、自分が防災委員をやったりしているからそう思うようになったからかもしれません。

どの家が要援助なのか、在宅なのか不在なのかの合図もこのままではわかりにくいのではないでしょうか。一戸建て独特の独立性から、介入を拒むこともあることを考えるとマンションの防災のほうが楽なのかもしれません。

防災も地域包括ケアもやっぱり、自助、共助、公助を考えてまちづくりをします。共助の部分はそこにあるリソースはほぼ同じです。防災を考えることで医療・介護のあり方を変えるきっかけになるのではないかと思います。



このリンゴのコンフォートは訪問したお宅でご馳走になりました。一番初めの柿もそのお宅の庭になっていたものをいただきました。

2時間もお話をきかせていただきました。だいたい30分くらいなんですが、いろんなお話をたくさん聞いて人生の勉強もしてしまいました。

高齢なのですが、とても自立されているかたで、明るく活動的なかたでした。
自分でなんでもされていて、子供に迷惑をかけたくないと思っていらっしゃるようでした。でもやはり最後のときのことはすこしづつ考えていることで家の片付けもすこしずつしているそうです。
そうやって準備されているかたのお話をきくと、人生の最終段階の医療の意思決定支援もこういう元気なときから一緒に考える仕組みが欲しいなって思います。




これはあるいていたところにあったお寺の鐘です。ならすのかな〜


2015年10月31日土曜日

せたカフェ 初参加


いろんなところで偶然お会いすることが多かった中澤まゆみさんが主催しているせたカフェの企画に参加してきました。今回は第1回世田谷地域まるごとケア会議ということで、テーマは防災でした。


なんでケアと防災なの?ということですが、まゆみさんの企画趣旨から「災害があっても医療は比較的早く対応がされるが、介護はどうしても後回しになる。自分たちでこの問題を考えていかなければいけない」ということだそうです。

まったくその通りです。

寝たきりの人がどうやって避難所にいくの?避難所にたどり着いてもベッドもないし、置く場所もない。

食料や水はどこにあるの?

いま、私もマンションの災害協力隊として防災について考えているところですが、世田谷のような住宅街では、うちのマンションと同じように考えられません。町会(自治会)の参加率も低く、世田谷区の職員も区外にすんでいる人が多く交通が分断されてしまったらそこにいくことはできません。そうなるとやはり住んでいる人たち同士でなんとかする方法を考えておかないといけないのです。

今回は世田谷の災害に関するいくつかのボランティア団体、区の防災担当、地域包括センターの方のプレゼンを聞いた後でみんなでグループワークをしました。

こうやってそれぞれのやっていることを聞くと地域に眠っている人やモノの資源があることに気づきます。

世田谷は井戸があるんですって。でもそれはいまは使われておらず、生活用水として使おうとすると検査にパスする必要がありそれにはお金がかかるそうです。でもいざとなった時それが使えるとなれば、備蓄の仕方が変わってきますよね。



ほかにもボランディア団体がいざとなったときあればいいものをキットとしてつくっていたりします。これは女性の視点でつくったものだそうです。こういうのを高齢者に配っておくことができたりするといいですね。

世田谷というところでどんなことをしていけば住み慣れたところで最後まで暮らせるかをとても興味があります。地方とは違った視点が必要なので、いろいろと私も考えていきたいと思います。

今度は定例会に参加してみよう考えています。

2015年10月27日火曜日

幸手でアセスメント調査員 1日目


東埼玉総合病院の地域診断事業の調査員のボランティアをしてきました。先日は説明会だったのですが、今回は実際に住民のお宅訪問をさせていただきました。

調査員の仕事をするときはこの赤いビブスをきてまわります。



幸手は2回目ですが、いずれもいいお天気に恵まれています。今日もとてもいい天気でした。ちょっと暑いくらいですね。

調査の仕事は、ピンポンを鳴らして「こんにちは!東埼玉総合病院から地域アセスメント調査にきました」と切り出すところから始まります。

交流関係、健康のこと、栄養、災害時の避難場所の確認などなど聞き取り項目がいくつもあります。どのくらいお話していただけるかによりますが、30分くらいかかります。
その間、集中してお話を聞きますし、玄関先で立ってお話をするので結構疲れます。

お話してくださる方も同じように立ってお話をするので、お疲れになったと思います。
これまでの調査では調査拒否をされたお宅も何件かあるようなのですが、私が回ったところはみなさんにこやかに対応していただきました。感謝ですね。

健康に気遣っていろいろされているお話を聞いて、私の方が怠けている、、と思ってしまうくらい毎日健康運動をされていました。

件数をガツガツ稼ぐよりもお話をいただける分を丁寧に聞いてきてくださいとの指示でしたので、しっかり振り返りをしました。

それとせっかくきたのですから、みんなでちゃんと古民家でお茶しました(^^




午後の調査を終えると病院に戻って、カンファレンスです。
調査報告をして、その内容からフォローが必要か、どこかに繋ぐかを検討します。

今回、ある薬の副作用症状を口にされた方がいらっしゃって、その方は東埼玉総合病院にかかっているとお伝えしたら「カルテに書いておきます。担当の先生から話を聞くようにします」との対応をされました。

こういうちょっとしたことから、繋がっていくのだなと思いました。

全体的に私が住んでいる土地柄と全く違うので、ひとつひとつが新鮮で学ぶことがたくさんありました。医療者が地域にそのままいくより赤いビブスの人たちのほうが本音を聞きだせるように思いました。楽しそうにどんな運動をしているか教えてくれたり、世間話をして私も本当に楽しかったです。

確かにそのまま私の住んでいるところで同じことをしてもうまくいくとは思えませんが、今後の活動のヒントになりました。



帰りは少しだけぷリズムに寄ってきました。


前回は寄れなかったので、どんなところかとても気になっていたのですが、団地の商店街の一角にお店はありました。



中は喫茶店なんですが、介護用品も置いてあって高齢者の方が多くここにいらっしゃるのだろうなと思います。



飲食関係の値段はとにかく安いです。根津の某喫茶店とは大違いです(笑)
この近くのお年寄りの方が気軽に来られるようにということだと思います。

メニューと同じファイルには健康情報がたくさんあって、飲み物を待っている間にいろいろ目にする機会もあります。





いろいろとご苦労をされているお話も聞きますが、何かお手伝いができたらいいなと思っています。



2015年10月18日日曜日

幸せな人生の最終とは


講演会を聞きに行ってきました。
「ご飯が食べられなくなったらどうしました?」著者2名のお話が聞けるということで聞きに行ってきました。



内容は花戸先生の話しは基本的に本の内容でした。この本の写真を撮影した國守さんは写真家として戦場や震災などの経験からの悲しい死とその反対の幸せな死を写真と映像でお話されていました。

それぞれ単独で話しを聞いたり、映像としてそれら見たならそれほど違和感は感じなかったと思います。でも「幸せな人生の最終とは」のタイトルで在宅の家族に見守られて家族が死を受け入れていく様子を写真で見せられてしまうとそれが素晴らしいものとして価値観を押し付けられた気分になりました。

そもそも幸せな人生の最終ってひとつじゃないでしょう。それになんでも自分の希望どおりになるものじゃない。
家族ってそんなに絶対的なものなのだろうか。私は家族がいれば幸せだなんて思わない。

人生の価値観は他人に決められるものではない。私には私の価値観がある。


しかし、聞けてよかったお話もあります。
それは「ご飯が食べられなくなったらどうしますか?」ということを花戸先生は普通に何回も尋ねるそうです。そのことによってその時は答えられなかったり、家族に遠慮して言えなかったりしても、「最初はこう思ったけど・・」というようにだんだんと自分の意思を伝えることができるようになっていくそうです。それとそのつどそのお話をしたことをカルテにもきちんと残しておいているそうです。

またいい方法だと思ったのは、カルテの内容と検査結果をプリントアウトして患者さんに渡してお薬手帳に貼ってもらっているそうです。
なので、医療にかかった履歴とともに最後のときの意思を紙で残してあることになります。普段かかっていない医療機関に行ってもそのお薬手帳さえあれば意思を確認することができます。

この2点について聞けたことがよかったです。

なんかもやっとした講演会でした。




2015年10月15日木曜日

第2-2回 市民の医療参加を創る会


第2−1に続いて「参加」がテーマでみんなでディスカッションをしました。
今回も第1回に参加していない新規参加の方がほとんどでした。

ディスカッションででてきたキーワードをあげると「可視化」「理解」です。
「可視化」は制度の中身や実際に使われたお金の流れや診療報酬などなどあげられました。みなさん口々に”わからない”、”難しい”とおっしゃいます。

やはり、制度への「理解」がもしかしたら参加できない大きな壁なのかもしれません。

何があったら「参加」できるのか?にはなかなかいい答えはでてきませんでした。

わたしの理解では、「参加」とは何らかの意図をもって集まりに関与していくことです。
どんな意図であったとしても関与することが大事で、別に何かそこで大それたことをするまでいかなくてもいいと思っています。
まずは気になったことに対して声をあげること、人に聞いてみること、興味をもって見てみることから始めてみてもいいと思っています。

例えば、「なぜ自分は医療にかかっていないのにこんなに保険をたくさんとられるの?」と思った時に、「高齢者が増えているから」で結論づけないでほしいと思います。
「どうしたら保険料が安くなるのだろう」とか「ほかに今の制度でどんな人が恩恵をうけているのだろう」という発想で考える人が増えることを願っています。


2015年10月13日火曜日

三連休は読書


この三連休は特別なことをせずに過ごしました。
ちょっと映画を観に行ったくらいです。

最近、読書が足りないのでまとめて本を読みました。いつもながら流し読みがほとんどです。今回まとめて読んでいるテーマは「おひとりさま」「在宅医療」です。

よく「自分らしく最後までいたい」とか「その人らしさを大事に」っていうけど、それってどういうことなんだろう。家族がいなくて医療や介護を受けることになったらそれを実現できるのだろうか?

そんなことを最近ぐるぐる考えています。

一人で住んでいても誰かと一緒に住んでいても、寂しいときは寂しいし、寂しくないときは寂しくない。事情が許すときもあればそうではないときもある。
それに住まい方や生き方、あり方なんて誰かに決めてもらうものでもない。

家族がいても家族じゃない方がうまくいくことだってたくさんある。

本を読みながら、方法はいろいろありそうだと思いましたが、やはり単純な答えにはなりそうもないです。もうしばらく一人でぐるぐるしていようと思っています。

読書をしては、ぼーっと考え、お天気がいいな〜って思ってはぼーっとする三連休でした。

秋だし、そんなもんでしょう。

2015年10月8日木曜日

第2-1回 市民の医療参加を創る会


東京財団の三原さんと患医ねっとの鈴木のぶさんとあゆみちゃんとで「市民の医療参加を創る会」を企画運営しています。

今回は第2回の1です。この、「の1」というのは、三原さんが人気者すぎてみのりカフェに入りきらず、同じ内容を2回実施しています。本当にありがたいことです。
さらに前回と今回では参加者が違うことを考えると、興味のある方がどれだけたくさんいるのか、本当に大きな課題共有をみなさんと出来ていることに驚きと感謝です。

今回のテーマは「参加」です。三原さんの提言の3つめになります。

私はこの企画をしていて、「日本は民主主義国家なのに、医療に関して市民の権利である参加をしないのか」という問いをみんなで考えたいと思っていました。

そもそも「参加」ってなんだろうというところからみんなで考えていきました。

何をすれば参加したことになるのだろう。。。。
どういうことが参加なのだろう。。。

今回の議論で私が感じたことは、わかりやすさとか発言の機会などが必要なんだろうなと思いました。

でてきたキーワードの中で「情報の非対称性」がありますが、医療に関する知識を患者がもっていないということだけではなく、医療者も患者の情報については非対称性があるのでは?という意見はそのとおりだと思いました。

ほかにも「意見をいう場」、「情報開示、透明性」などがキーワードとしてあげられます。

あと来週にもう1回やります。前回も参加者が違うとまったく違う議論になるので、同じキーワードがでてくるか、そうじゃないかも含めていろんな方と議論するのが楽しみです。








2015年10月7日水曜日

ことだまのさきわう国にてなに想う


中学校の同級生が代表を務める演舞集団UTARIのお芝居を観に行ってきました。

ことだまのさきわう国ってなんだろうと調べてみたら、日本の事なんですね。
言霊が幸せに集う国ってなんか素敵ですね。

前回は幕末の新撰組 土方歳三の回顧録を演舞と芝居で和風ミュージカルぽい感じでしたが、今回はフラメンコと小鼓と能管のコラボレーションです。
フラメンコギターと能管の組み合わせが斬新です。

戦国時代の近江の国の恋の話です。
外見にコンプレックスのある教養ある男性と教養のないルックスがよい男性。
恋の相手は見た目のよい男性に心惹かれてしまう。
それでも一途に想いを寄せる男性の心情をフラメンコギターが激しく表現します。そして演舞で切なさを彩ります。

なかなか面白い作品でした。でも日本語が難しそうでした。。。。



2015年10月6日火曜日

二日続けて制度を語る


医療保険制度に関わる企画をしているのですが、2日連続して制度について語ってしまいました。1日目は「市民の医療参加を創る会」の来年以降の企画を練るため、そして2日目は新たな企画「かかりつけ薬局・薬剤師を語る会(仮称)」のキックオフミーティングでした。といっても必ず飲食が伴っているので、単なる飲み会のように思われますが、ちゃんと真面目な話をしています。
一緒に企てをしている人が飲まないので、私が勝手に飲んでいるとも言えるかもしれません。。。

どちらも複雑怪奇な医療・介護制度をぶった切り企画でもあります。でもちゃんと参加者が考えてくれるように流れはちゃんと計算しています。
勝手に話して終わり、という自己満足のワークショップにはしたくないと思っています。
制度は複雑怪奇だけど、特にどこに焦点をあてて議論してほしいかは企画側では明確にしています。でもそれがうまくいくかどうかは当日になってみないとわかりません。

医療・介護は社会保険方式で社会全体で自分たちの医療・介護リスクをシェアする仕組みです。(税金も入っていますが)
それなのに自分たちの医療・介護をどうするかの議論を市民ができていないという現状があります。

少しでも知ってもらう、そして声をあげる、行動できる人が増えるようにと活動できればと思っています。



↑これはかぼすの時間(とき)というビアカクテルです。面白い色だったのでパチリ。
エビスビール+カボスです。

びっくりする色だけど、美味しい。なんかそんなワークショップになるといいな。

2015年10月5日月曜日

第4回英語で茶話会


社会貢献おやつはカップケーキです。今回の施設はむうぷ舎中原です。
参加者は私を含めて8名でした。
はじめは男性3名の予定でしたが、都合が悪くなり男性1名、女性7名というなんとも世の男性が羨む事態となりました。

やはり女性が多いと華やかですね。それと他人とのコミュニケーションがとても上手。
はじめましての英語初心者の方がいらしたのですが、ちゃんと参加者の方は最後まで話を聞いて、うなずいたり笑顔でサポートしています。
コミュニケーションの基本なんですけど、実はそれを実践できるというのは素晴らしい。

今後、英語がネイティブでなく、かつあまり上手ではない方とコミュニケーションをとることがでてくると思います。
それを自然とできるって素敵なことですね。





会が終わったあとは女子だけで中華ランチ
実は近くに住んでいながら行ったことのない中華のお店でしたが、とっても美味しかったです。ついついビールも飲んじゃいました(^^;


2015年10月4日日曜日

幸手に行ってきました!



東埼玉総合病院の中にある「菜のはな」の事業で地域診断のボランティアを募集していたので行ってきました。今回はまだ説明会と模擬訪問ですが、10月〜12月の期間で何回か幸手にお邪魔する予定です。

幸手は、本当に初めてで、いつか行きたいと思っていたら念願叶ってこの土地に来ることができました。

私が幸手モデルに興味を持っているのは、医療者だけが中心となって仕組みを作っているのではなく、地域の人がちゃんと一緒になってこの地区の健康をサポートしているところです。とかく地域包括ケアというと医療者や行政、アカデミアばかりが前にでて、市民不在ということが往々にしてあります。

ここは地域のコミュニティが健康を支える仕組みがあります。

もちろん、運営を続けていくにはとても多くの苦労をされています。しかしそこで頑張っている人たちをとても素敵に思っています。

まずは今回、地域診断のボランティアを通していろいろと学びたいと思っています。



病院の受付の横です。医者にかかる10箇条も掲示されています。


午前中の説明会では、どのように回るのかを教えていただきます。
この赤いベストを来て住民の自宅を回ります。



説明会を終わって、バクヤードをみたら夢カルタ発見!




午後から幸手駅へ移動です。前日のお天気とはうってかわって素晴らしい天気となりました。




幸手駅です。駅から日光街道までは3〜5分です。




↑街道までの道です。ちゃんと整備されています。思ったより広くて綺麗です。ここでお祭りをするそうですね。
このみちにあるお肉屋さんのメンチカツを帰りに買って食べましたが、病みつきになる美味しさでした!




日光街道(旧4号)です。
幸手は宿場町だったそうですが、いまは静かな商店街です。でもあまりお店が開いているようには見えません。
お店も街道沿いというより、一本入った道に昔ながらの電気屋さんなどがあります。





この古民家はカフェです。
自治会長さんの家ところをお借りしてカフェをしているそうです。

ここのお宅(このお店の裏側)で模擬訪問を行いました。

お邪魔させていただくと、中に神棚があって素晴らしいご自宅でした。いろいろ歴史や町のことも教えていただいて勉強になりました。

実際の地域診断が楽しみです。

2015年9月26日土曜日

人の最期



ここ最近、タレントさんがお亡くなりになったとか、がんを告白するというニュースがよく聞かれます。みなさんはどのように感じていらしゃるのでしょうか。

人はいつかかならず死にます。この肉体はかならず滅びます。
なのに今の平均年齢よりも早く亡くなると「ショックです」とのコメントばかりでなんとなく違和感を感じています。

この高齢化社会においてガンに罹患するのはなにも珍しいことではありません。特にタレントさんがガンに罹患するとすぐに話題になる。それもの高齢化社会においてガンに罹患するのはなにも珍しいことではありません。
この報道のされ方にお金の匂いがすると感じているのは私だけでしょうか。

ただ、人の死というのは、とても多くの学びを残された人々に残してくれます。人の最期はこの世の最後の仕事なのだと思います。なので私たちは何を感じ、何を受け止め、考えるのかということは大事なことです。

穏やかな最期もあれば、壮絶な最期、また予期されたもの、突然のサヨナラ・・・

どの最期もその人の生きてきた全てだと私は考えています。

この年齢になると否が応でも自分の最期のことも考えざるをえなくなります。そして自分の周りの人も歳を重ねれば、一人、そしてまた一人とこの世では会えない存在になってしまいます。

いつ来るかわからない死を恐れ身を縮めているよりも、今を大事に生きたい。そして後悔の無いようにしたい。

今年のシルバーウイークに親族の入っている納骨堂の慰霊祭に行きました。写真はその時のものです。

2015年9月25日金曜日

家庭医って?



さんむ医療センターの若手医師の会でした。今回のテーマは「家庭医って」です。
内容については、地域医療を育てる会のブログをご覧ください。

今回思ったことは、改めて「家庭医ってカテゴリーっているのかな?」です。私があまり名称には拘らないからなのかもしれません。
カテゴリーっていうのか、名称が日本の医療制度において馴染まないのかもしれません。

グループワークをしていて、病院とクリニック(診療所)ってどうしているのか聞いたら、ある方が「馴染みの開業医では雑談をしに行く、普段は病院に行く」とおしゃっていました。

????(ワカラナイ!)

説明を聞いてもちゃんとは理解できないのですが、どうやら馴染みの開業医の専門外の疾患を持っていてそれのフォローアップは病院がしているらしいのです。そしてさらに聞くと自分で病院でかかって言われたことやデータを馴染みの開業医に持って行っているらしいのです。

そういう関係性もアリかと思います。

また、「おかげさまであまり医療機関にはかからない」という声もありました。

う〜む

この状態で家庭医がどうやって関わるのがいいのでしょうね。

病院の院長は、玉野井先生みたいになんでも診てくれる先生はありがたいともおっしゃっていました。

家庭医の今後、興味深いです。

2015年9月23日水曜日

連休終了


やりたいことを好きなようにやった連休でした。

演劇も見たし、映画も見た。
職場の新しい友達とも中学時代の同級生とも飲んだ。
ちびっこ達とも遊んだ。

楽しかった。

これらで感じた事や知った事は全て学びです。

しかし目の前の宿題が終わっていない。。。。

まあ、なんとかなるでしょう。

2015年9月21日月曜日

連休中は



お天気のいい日が続いています。とても気持ちがいいですね。
なんだかとても楽しいことが多いのは有難いことです。

いつもと違うことを考えて、いつもと違うことをして、普段と違う生活は自分の充電時間です。

入手していたのに読めていなかった本も読みました。

「認知症によりそう」は地域医療を育てる会の藤本さんが寄稿しており、「ケアプランを自分でたてること」は先日のマイケアの島村さんの本です。

この2冊を読んで思ったことは、ケアをされる人が”蚊帳の外”になってしまっているという現状です。

そして「その人らしく」とか「あるがまま」、「よりそう」という言葉がよく聞かれますが、ここもよ〜く考えなければいけないところなのではないかと私は感じています。
そう言っている裏側に、ケアをする側の心の問題を投影している何かがあるのかもしれないなんて勝手に思っています。

いろいろと思うところはあるのですが、私もまだまだ見えていないところが沢山あります。それを一つづつまた勉強していこうと思っています。


これ以外にもまだ積ん読中の本があるので読む予定です。