2017年12月5日火曜日
Borderlessな社会
12月2日新横浜のフランス料理店「HANZOYA」にてONE TABLE主催「Borderless Food 体験食事会」を行いました。
この活動は食を通してBorderlessな社会を実現するものです。
これまでも応援してきた「三鷹の嚥下と栄養を考える会」のスピンオフです。
三鷹の会は地域に限定した活動となるので、団体を分けようということで、クッキングセミナーや体験食事会などの事業をこのONE TABLEでは行います。
http://one-table.jp/
食べることって人間が生きていくためには必要不可欠なことで、生まれてから死ぬまでずーっと栄養をとり続ける必要があります。食べるという行為が単なる栄養摂取ではないということは誰もわかっていることだと思いますが、いつしか生命維持ということだけとなるとつまらないものへと変わってしまいます。
食事の形態が異なるということは、そこで健常と病人という区分を作ってしまいいつしか同じテーブルで食事を囲むということもできなくなってしまいます。
生きるということは何でしょうか?幸せとは何か?
人と人を分断しない世界を食を通して創る活動をしていきます。
私は食の専門家ではありませんがこの趣旨に賛同し、今後も応援していこうと思います。
2017年10月31日火曜日
病院のいいトコロ・悪いトコロ
がんの保障研究会の第1回研修セミナーで講師をさせていただきました。
この研究会は保険を扱う人にがんに対する正しい知識を学んでもらい、保険の営業職としてがん患者さんをサポートできる人を増やすというものです。
私はここでアドバイザーとして、医療の知識、医療者とのコミュニケーションについて、やや医療側に立った情報提供をしています。今回のタイトルが病院のいいトコロ・悪いトコロです。

私がお伝えしたのは、がん連携拠点病院にある相談支援センターを覚えていただくことと、インチキ医療と言われるものと本人の意向は紙一重なところがあり、医療者と患者のコミュニケーションギャップがあるという現状を踏まえる必要があるということです。
いいトコロというのは決して誰にとってもいいトコロではないというのが私の話です。
医療について一般の方にお伝えする機会が少ないので、私にとってこの講師のお仕事は大変ありがたいことです。
アンケートのコメントも伝えたかったことは伝わっていたようです。よかった。。。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
2017年9月26日火曜日
中動態の世界 読書会
バブリーズという仲間内で國分功一郎さんの「中動態の世界」を題材にした読書会を実施しました。タイトルはバブリーズのための「中動態ワークショップ」〜中動態ってなんだかよくわからないけど素敵〜
ちょっといいお部屋を使わせていただいたのでなんだかちゃんとした読書会のように見えますが、あまり作り込まずに場の流れに任せて話をしました。読書会と言いつつもガツガツ本を読むのではなく、中動態についてのお互いの理解を話ながらどこにたどり着くかわからない対話を約二時間しました。あっというまでした。
能動態でも受動態でもないもう一つの態が中動態。中間ではなく第3の態です。
自分がしていることを振り返ると能動的でも受動的でもないけど行動していることは結構あります。しかし外から見ていると私の中で起こっていることは見えないので能動的(積極的)に何かをしているように見られることがあります。どのようなことが人の中で起こっているのかはわからないですが、でも何かによって人は動いている。
例えば「ともちゃんって一生懸命」って言われる時があるけど、単なる責任感で、やりたくなくても「一度受けた仕事はきっちり完遂するもの」だというメンタルモデルがあってただやってるだけということがあります。そこに自分自身でメンタルモデルがあるということに気づいていても、真面目な自分を手放せなくて行動している自分も存在したりもします。
自分の中に起こっていることならまだしも他人の中に起こっていることはわかりません。それを記述するのが中動態なのです。この場合、「ともちゃんが何事かによって仕事をしている」のであって、そこに意思はありません。
最近、中動態に関する話題が増えていますね。人々を惹きつける何かがそこにあるのでしょう。今回のみんなとの対話で、中動態で語られる世界って単純な二極化した単純な世界とは違って豊潤な世界なんだろうと思いました。
2017年8月12日土曜日
ヘルスケアシステムを紐解くワークショップ 第3回
3回シリーズヘルスケアシステムを紐解くワークショップ、無事終了しました。
きていただいた方には、本当に、本当に感謝です。このワークショップはヘルスケア業界の環境変化について学んでもらうもので、過去〜現在〜未来を制度をみんなで理解を深めていきました。
前の2回はどうしても知識が一定ではないためインプットが多くなりがちでしたが、第3回は未来のことなので読書会スタイルをとって自分たちで考えることを中心に進めていきました。
その題材は厚労省から出された「保健医療2035」です。
その中にある提言書をみんなで分担して読みました。
私からは「保健医療2035」を読み解くにあたりヘルスケアに関わる技術革新の事例を話しました。提言書を読んだ後に次回の診療報酬改定に関連する話をして、方向性と現在の状況をお伝えしました。
「保健医療2035」を読むと書かれていることをどんどん具現化していくように制度が動いていることがよくわかります。現在の制度の中にどんどんこの要素が組み込まれてきています。
「未来から逆算して今をみる」
そんな思考で世の中を見ていると多少の変化があっても方向性さえ見失わなければゴールに辿り着きます。自分が望む2035年と実際の2035年がどうなるかはわかりませんが、少なくとも想像した未来はどこかに存在するのではないかと思っています。
3回シリーズを実施するに当たって、BMIAヘルスケア分科会の國井さんには大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
今後の予定はまだ決めていませんが、また秋ぐらいから動きをみて勉強会を企画しようかと思っています。
2017年7月15日土曜日
ヘルスケアシステムを紐解くワークショップ 第2回
ビジネスモデルイノベーション協会ヘルスケア分科会主催のヘルスケアシステムを紐解くワークショップの第二回を実施しました。今回は医療・介護業界のパラダイムシフト〜システム 疲労 がテーマでした。お話した内容としては健康格差と地域包括ケアと地域医療計画です。
本当に一つの話だけでもかなり話すことがあるのですが、概論的に話をするのは大変です。でも話をすることで自分の頭の整理にもなりました。
健康って概念的で、何を持って健康を表すのかということはとても大事なことです。そして人の健康は何によって影響しているのかということがわかっていると、今回はほとんどお話できませんでしたが、プライマリ・ケアの重要性について府落ちしやすいのではないかと思っています。
その健康が地域によって差があるという事実が紛れもなくあり、その地域差を地域包括ケアシステムでどうにかしようとしているのでそりゃ大変よねーということを話しました。
もっとテーマを絞って議論もしたいとこですが、それは今後どこかでお話する場をどこかで作りたいと思っています。
第3回は8月8日です。「ヘルスケア業界の未来 に向けて 〜2035年からみた2018年改定」ということで、2035年からバックキャスティング的に考えることをしてみたいと思います。
2017年6月12日月曜日
ヘルスケアシステムを紐解くワークショップ 第1回
BMIA(ビジネスモデルイノベーション)協会ヘルシケア分科会主催でワークショップをさせていただきました。今回のテーマは「医療・介護制度の光と影〜時代の変化とヘルスケア~」 でした。このワークショップでは自分で考えることを大事にしています。私がしようしているのは今議論されていることの整理と視点の付与だけです。ビジネスモデルイノベーション協会とのコラボもその考え方が一致したところからスタートしています。
ワークショップの初めは社会保障の根っこの部分からスタートします。
何のために社会保障制度があるのか、医療や介護はどんなものだったのか、国民皆保険制度がスタートした時や現在至るまでの社会の変化などを話しました。そして皆さんにはその時にどんなことがあったんだろう、自分だったらどんなことを考えるか?などを話あってもらいました。
制度は作られた時に自分たちが必要だと思うものを給付と負担のバランスの中で選択してできています。だからこそ自分たちが主体となって考えて自分たちで創っていくべきだと思います。しかし社会全体のことを考えるのは社会保険と言う仕組みやその本質的なことから話をしても、なかなか現実の実感と乖離しており整理していくのはとても難しい。それでもゆっくりだったとしても紐解いていく必要はあります。
本当はもっと戦後から高度経済成長、バブル崩壊〜平成などから人々の生活から社会を見ることもしたかったのですが、時間不足でした。また何かの機会にやりたいと思います。社会で起こっているイノベーションと医療イノベーションの関係性も紐解きたいですね。医療と介護は自分たちの生活に大きく影響します。もっともっとみんなと議論していきたいです。
次回は「医療・介護業界のパラダイムシフト〜システム疲労〜 」です。資料はまだ作成途中ですが、地域医療構想などを紐解きながら健康について考えてみたい思います。
2017年6月4日日曜日
久しぶりの英語で茶話会
久々に「英語で茶話会」をしました。今回はみのりカフェのフライデーナイトを利用して実施しました。
しばらく自分の体調不良とひろちゃんの転職ということもありしばらくお休みしていました。まだ本調子とは言えませんがやっとちょっと自分のペースが戻って来たりして、できるだけ負担を少なくしてできる方法を模索している最中です。
本当に英語でコミュニケーションをするのは久しぶりでした。やっぱり楽しい。
私にとって英語でコミュニケーションをとることは頭の切り替えが一番大きいです。上手とか下手とかではなく、ちゃんと自分の意思をいろんな表現を使って説明することが大事。今回は特に英語を思い出すのが必死。それでも来た人といろんなお話ができました。
お話上手なひろちゃんがいてくれてできる会なのよね。
みのりカフェでやったおかげで新しい英語仲間もできました。
次回の予定はまだ決めていませんが、またゆるーっとやろうと思っています。
お手伝いしてくれる方大募集です!
2017年4月1日土曜日
読書会「人工知能にできることできないこと」
根津のみのりカフェで読書会を開きました。
今回の企画の始まりは、今年のファイザーのヘルスケアリサーチワークショップでのモヤモヤを少しスッキリさせるためのものでした。
その時に参加していた友人と「もう少し深めたい!」という話が上がり、「私も話したい」ということでいろんな知見を得るためにどうすればいいかな?と考えて、本もだいぶ出ていることだし、効率よく勉強しつつ考えを深めようということでRead For Actionスタイルの読書会をすることにしました。
RFA
本は別に読んでくる必要はなく、その本に書いてあることを30分くらいで大まかに理解してしまうという手法を使っています。なぜそれができるかというと、人間は自分の気になることを探し、そこから繋げて自分で解釈をしていきます。それを応用して本から得た知識と参加者との対話で理解を深めていきます。
まず最初に読書会に参加しようと思った理由やどんなことをこれからしようとしているのか、ということを書いてもらいました。そして最後に今日の気づきを書いてもらったものがこの写真の付箋です。みなさんそれぞれの参加動機です。オープンにタイトルを投げて、その言葉に共鳴してきてくださった方なのでとても興味深いです。
持ち寄ってもらった本が一つも被らないのがさらに面白い。トップにあげたのぶさんが写っている写真を見ていただけるとなかなすごいですね。
自分の問いを明らかにした後はインスピレーションで選んだ本の中から答えを探す作業です。付箋にどんどんキーワードを出していきます。
みんなが持ち寄った本に囲まれてどんどん思考は自分の答えを探す方へと向かっていきます。一定の時間が来たらそこから得た知識の共有とダイアログをします。
2つのグループから出て来たダイアログテーマは「人工知能はどんな世界を創造するか」と「AIが意図しない方に動いた場合は責任は誰が取るのか」でした。
「人工知能(AI)にできること、できないこと」これがメインテーマでしたが、やはり最後には「人間とは何か」とか「人間にしかできないことは何か」を考えていったように思います。
まだまだ今の技術では人間を超えることはできないけど、人工知能の研究は人間の研究であり人間が無意識に行っている行動を紐解く研究です。人工知能に置き換わる、置き換わらないという単純なことではなく人間自身を見つめて行った先に自分たちの作りたい未来があるのだろうなと感じました。
会の後の懇親会はみのりカフェのフライデーナイト。読書会の余韻はそのまま残り全員でご飯を食べながらのダイアログもまぜこぜの会話の中にもどこか人工知能や人間とは何かを感じながら話ができました。
とても楽しい時間を共有できました。参加者の皆さん、テーマアイディアをくれたえっちゃん、伸さん、ありがとうございました!
2017年3月19日日曜日
勝ち(価値)残るMR?
MR−1コンテストのプレセミナーを実施しました。
今回は、実行委員でもあるMonthly ミクス編集長の沼田佳之さんと杏林大学医学部付属病院 薬剤部の若林進先生の2名に講演をお願いしました。
沼田さんから「薬価制度改革とAI導入で製薬企業からMRがいなくなる」では、長期収載品モデルの企業の利益確保が難しくなることからいかにコスト抑えるか、また医療情報のデータベースが整備されることから地域包括ケアが推進されるとこれまでの製品軸の営業戦略では現場のニーズと乖離が出てしまうことを指摘されました。またMRの役割の再定義の必要性もお話されました。
若林先生は「覆面を脱いだDI室長薬剤師から見た”勝ち(価値)残るMR”と”消えるMR”」というタイトルでお話いただきました。若林先生は川越さんの前職でアプローチの編集長をされていた時に覆面DI室長のペンネームでコラムを連載されていました。実際のDI室の業務を示していただき、どんなMRが薬剤師業務にとって価値があるのかということを具体的な事例を持ってお話いただきました。結構な辛口のお話でしたが、それが現場の本音だと感じました。
MRー1コンテストは現場で創意工夫をして頑張っているMRにスポットライトを当てることを目的としています。環境変化に対しての創意工夫を忘れず、MRとしての知識・倫理観・スキルを持った人を紹介していこうとしています。スキルを単純に競わせることが目的ではありません。
8月の本番に向けてプレセミナーを2回行いましたが、前回は人工知能がどのように活用されていくのかということを技術面から、今回は医療環境の変化と現場ということからMR活動を考えました。来月には審査委員会を実施し、そろそろ本戦の告知がスタートします。多くの方にエントリーしてほしいと思っています。
また当日午前中に実施するセミナーの企画も考えています。楽しみにしていてください。
2016年9月19日月曜日
第12回英語で茶話会
この週末もイベントが目白押しでした。その一つが英語で茶話会です。おかげさまで12回目を迎えました。初回参加の方が2名も来ていただだけました。感謝です。写真はゆきまりが買ってきてくれたカボスまんじゅうです。
今回はEFカードを使ってコミュニケーションをとってみました。自己紹介などをした後にたくさんあるカードからこれまで話をした印象にぴったりくるものを選んでその理由を伝えることをしました。
自分の想像からかけ離れていないカード以外に思ってもみなかった言葉やカードが出てくると、「ああ、自分って他人から見るとそうなんだ」と不思議な気分になります。それは決して悪い印象ではなくとても嬉しい気分というかちょっと気恥ずかしいようななんとも言えない感覚です。でもとってもありがたーい言葉だったりします。
こういったコミュニケーションから自分を知ったりすると他者とのコミュニケーションの質が変わっていくのではないでしょうか。自分の持つ素晴らしいところの発見は表現の幅や他者に対する行動変容の大きなきっかけになると思います。
そんな言葉の交換をしながら楽しい時間を過ごすことができました。
次回もいろいろと試してみようと思います。
今回はEFカードを使ってコミュニケーションをとってみました。自己紹介などをした後にたくさんあるカードからこれまで話をした印象にぴったりくるものを選んでその理由を伝えることをしました。
自分の想像からかけ離れていないカード以外に思ってもみなかった言葉やカードが出てくると、「ああ、自分って他人から見るとそうなんだ」と不思議な気分になります。それは決して悪い印象ではなくとても嬉しい気分というかちょっと気恥ずかしいようななんとも言えない感覚です。でもとってもありがたーい言葉だったりします。
こういったコミュニケーションから自分を知ったりすると他者とのコミュニケーションの質が変わっていくのではないでしょうか。自分の持つ素晴らしいところの発見は表現の幅や他者に対する行動変容の大きなきっかけになると思います。
そんな言葉の交換をしながら楽しい時間を過ごすことができました。
次回もいろいろと試してみようと思います。
2016年7月26日火曜日
第11回 英語で茶話会 「健康とは」
7月23日に11回目の英語で茶話会を行いました。
今回のテーマは「健康とは」です。なんてまたざっくりとした、、、と言われてしまいそうです。
いままではフリーで話をしていたのですが、今回は少しワークを入れてみました。
また、私からとっても簡単な「健康とは」という話を英語でするというチャレンジでした。英語は相変わらずハチャメチャですが、みんなの意見を引き出したりするファシリテーターとしての役割はなんとかこなせました。(ホッとしています)
WHOの健康の定義
「健康とは病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、全てが満たされた状態にあること」(日本WHO協会訳)
この定義ってとても曖昧。全てが満たされるってそんなことってあるのかしら。なんて思ったりします。健康とは本来個人的なものであり、自分の価値観そのものだと私は思っています。誰かに決められるものではなく、自分が健康か、そうではないかを選択するものなのではないでしょうか。一般的に言われる健康の多くは「公衆衛生」という言葉に言い換えられるのではないかと思います。なので改めてみんなが考える「健康」って何かを聞いてみたくて企画しました。
誰かといたり、くつろいだり、目的に向かって邁進したり。あかちゃんがお腹いっぱいでスヤスヤねているのは健康だよね。それと社会的に満たされるってなんだろう。お金持ちになったり、高い地位になることが健康なんだろうか。むしろ健康を害しているような気がします。
このワークをしたあと、病気の状態はどういうこと?SNS疲れとか、引きこもりはどうなの?などと話をしてみました。そうするとこれまで漠然と考えていた「健康」がみんな少し見えてきたようです。仕事で散々「健康」になることを話しをしてるはずなのに、考えていなかったものを見つけてくれたのではないでしょうか。
私自身は、自分が幸せだと感じられることが健康だと思っています。多少体調が悪くても、「ありがたいな」とか「楽しいな」と感じられる瞬間を見つけていくことが自分の健康への道ではないかと思っています。
最近の健康に関するブームって誰かに作られた健康だと私は思っています。「年齢を重ねても元気で」といったCMがあるかと思うのですが、そもそも年をとれば体はガタがきます。また高齢の人ほど個人差が大きくあります。それを一律の年齢で比較はできません。それを同じように言うのはあまりにも画一的すぎると思います。
すぐに答えはでなくても、それぞれ自分なりの「健康」を考えていく必要性を感じます。
2016年6月29日水曜日
相談できるお医者さん
みのりカフェのコーヒーとスイーツです。
第5回市民の医療参加を創る会をみのりカフェで実施しました。
今回の企画は、現在の診療報酬制度改革は病床を減らし、在宅医療を増やしていこうという流れがあります。その誘導のために、今年の4月の診療報酬改定で紹介状なしの大病院受診時の初診・再診において5000円以上かかるようになりました。その5,000円をどう市民はどう考えるのか?ということを考えたのがきっかけです。
5000円を払ってまで大病院に行くことは患者にとって合理的な行動ではないのだろうか?という問いをたててみんなで考えてみました。
患者は「胸が痛い」とか「頭が痛い」「熱がある」など何らかの症状があってはじめて医療機関にかかります。その時に「もしかして。。。、ひょっとして。。。」と不安になるとき、近くのクリニックに行こうか、大病院にいこうと思うか。その時に5000円を払って行くか行かないかはその人の価値観次第だと思います。
それ以前に若い時はそれほど頻繁に医療にお世話になることはなく、巷に溢れる情報は正しい情報とトンデモ情報が混在しており、市民はどれがどれだかわかっていません。
その一つの解決策として総合診療医というものがありますが、日本ではまだ数が少なくどこに行っても会えるものではありません。
もう一つの視点である医療保険制度で考えてみます。今の社会保障制度は国が借金をしながら支えています。高齢化や医療技術の発展によって医療費はどんどん増えています。このままでは国民皆保険制度が破綻しかねない状況です。そのために国は病院中心から開業医中心へとシフトしようとしているのです。
総合診療医というものがどんなものなのかを相模原市立青野原診療所の菅野先生、そしてこのような話になった背景を東京財団の三原さんにお話していただきました。
(東京財団 三原岳)
(相模原市立青野原診療所 菅野哲也)
参加者の方は医療者の人もいましたが、一般の市民で医療に関心のある人や医療以外の専門職がほとんどで議論をしました。
今回改めて、一般の市民は医療に対する不信ってやっぱり強いんだろうなと思いました。自分の身近に信頼しているお医者さんがいないのでしょう。
「信頼できるお医者さんを作ろう」というタイトルにしましたが、結論はその道のりは長いということです。しかし、だからといってそのままでいいわけではないし、誰かが何かをしてくれるものでもないです。
だったらどうすれば!
ここから先は私見です。「プライマリ・ケアって誰が担うものなんでしょう」
「プライマリケアは、ケアやゲートキーパー以上の役目であり、最初の第一線としてアクセスされ、継続的・統合的に調合されたケアを提供する保健制度の中心的な役割である。必要とされた際の第一線コンサルタントであり、短期の疾病に限らず個人の長期的な保健状態を診る」とWHOは定義しています。これはプライマリ・ヘルスケアの一部として位置付けられています。
もしかしたらプライマリ・ケア担当は医師でなくてもいいのかもしれないというのが私の意見です。しかし医師には医師にしかできないことがあります。それは診断と治療です。
では、総合診療医以外の専門医の資格しかない医師がプライマリ・ケアができないのでしょうか。それはそんなことはないです。ただ、トレーニングされた専門家であるためより信頼度が増すだけだと思っています。
よってその場の役割で時に医師が、時に看護師が、時に薬剤師が担当してもいいのではないでしょうか。そして多職種で連携していく仕組みを構築するこれが現場でのあり方なのかと思っています。下手したら町ぐるみかもしれません。
しかし、診療報酬制度の話でいうとこの仕組みを金銭面での誘導だけでは、どうにもならないと思っています。制度なのでちゃんとルールをつくらなければなりません。
フリーアクセスのいいところは個人の意思で医療機関を選択できることです。しかしそのデメリットはどこを選んでいいのかわからないことです。逆に初めに開業医にいく大病院ほど待たない。デメリットは病院に行くにはなんらかのハードルがあることです。日本なら紹介状を書いてもらう、若しくは金銭的に多く払わなくてはなりません。どちらも一長一短です。
では、自分のこととして考えてみましょう。私はそもそも医療は不確実性の高いものだと思っています。医療技術の発展によって人の寿命は著しく伸びました。しかし人はいつか死ぬので、医療が寿命をいつまでも伸ばしてくれるものではないです。変な医者に先にかかると手遅れになるといいますが、病院にいったら確実かというとそうでもないです。
そう考えると、自分は自分の体のオーナーとして自分が考える健康を自分で作りたいし、ちょっとした軽い相談は自分の仲のいい医者に軽く相談すると思います。
一般市民の場合、その軽く相談するという場所を早く見つけることが鍵なのではないでしょうか。その一つの手がかりが総合診療医であり、地域とのつながりを考えてコミュニティ活動をしている医師を探すことなのでしょう。
いずれにしても、自分がどんな形で医療を使っていくか(←この発想が大事です)をきめて方法を自分で模索しながら、皆保険制度を守りながらどのような方法がいいのか考えていく必要があります。
2016年6月14日火曜日
Learn Do Shear 無事終了
無事にLDS終了しました。
5時間の長丁場は若くないので終わってぐったりでした。
タイトルだけ見ると「お料理教室?」みたいですが、みんなで健康とは何かをそれぞれで考え、作り上げていくワークショップです。
会進行中の様子はこちらのTwitterのつぶやきをごらんください。
今回の一番の気づきは、みんなが考えている健康とは、笑顔だったり、ご飯が美味しく食べられたり、仲間と一緒のだったりするイメージだったのですが、やっぱり医療から見た健康とは大きく違うということです。医療からみると病気という基準をつくってそこに入らなければ健康という感じです。診断基準によって病気という概念が作られています。
診断基準ってある病気の特徴的な部分の一部を取り出して判断するものにすぎません。そりゃ、診断基準は必要です。だいたいどのくらいが病気なのかがわからなければ治療ができないので困ります。しかし、どうも診断基準に数字などがあるとそれが一人歩きしてしまっているように見えます。今回はその基準を云々いうのではなく、基準ばかりに目がいって何か大事なものを忘れてはいませんかということをお伝えしたいと思います。
健康は、他人の基準ではなく自分の基準で健康を選択していくことがとても大事です。(ただし、勝手な思い込みやトンデモ医療の基準はダメですよ)診断基準よりもよくなかったら、健康ではない確率が高くなっており、それを分かった上で自分が今を「自分で」選択しているということに自覚的になることが大事だと思います。自分で選択しているにもかかわらず、文句をいって後から「あの時早くから気をつけておけば・・」というのは違いますよということです。
でも、今回のワークではこの部分は掘り下げていなかったので、みんなが考えている健康ってちょっとづつちがうんだということだけでしたが、そこに気づいただけでも大きな変化があるのではないかと思います。こういう話は医療者からの病気のレクチャーではあまりしないですよね。本当は自分で選択している今に気づくことから健康づくりが始まるのだと私は考えています。他人から押し付けられる健康は私の健康ではないのです。
人の価値観によっても健康は異なります。日本人は日本人の文化のなかで健康や幸せという価値観を形成していきます。日本は島国のせいもあり、やや日本人は日本人ならみんな同じのように考えているように見えます。でもみんなちがうんですよね。そのみんな違った健康観のなか、この国のヘルスケアはどうあるべきか、これは私のテーマとしてこれからも考えていきたいと思います。
2016年5月28日土曜日
第10回英語で茶話会 災害について語る
今日は英語で茶話会でした。第一回は昨年の6月6日でしたので、ほぼまるっと1年継続できました。本当に嬉しいです。スケジュールが合わなくて、でできなかった月がありましたがそれでも続けられたのは参加してくれるみんながいて、はじめてできることだと思っています。
本当にありがとうございます。
さて、今回は熊本・大分の震災がありましたので、災害についてみんなと話をしました。
みんな神戸、北陸、東日本の地震のことは覚えています。
そこでどんなことを考え、感じているのかとても興味がありました。
災害があると普段当たり前のようにあったものが手に入らなくなり、生活が一気に不便になります。そういった準備をすることや情報を入手する手段なども事前に考えておく必要があります。そんなみんなの知恵を共有することができました。
一つ気づいたことがあります。それは自分とか自分の家族が生き残る最低限の準備の話はあちこちで聞かれるし、準備はしているのですが「助け合い」の話って普段からしておく準備の話ではあまりされないように思います。
災害時は会社の安否確認システムで状況を報告するとか、もし何かあった場合も会社が社員と家族を守ってくれる仕組みがあるという話を聞きました。こういう話が聞けるのは茶話会参加者はサラリーマンが多いからですね。これはとても興味深い話でした。
会社は労働者を守る仕組みや制度があり、だから余計に会社中心になりやすいんだと気付きました。私の友人は会社以外のネットワークを持っている人ばかりですが、前職の会社の人のことを思い出してみるとプライベイトで社外の人との交流を積極的にしている人をあまりみませんでした。そうすると必然的に地域での交流は減ってしまいます。
大きな災害があった時、はじめは会社にいたとしてもみんな家に帰ります。関東は特に電車で1時間〜1時間半の通勤をしている人はざらにいます。そのくらいの距離が離れているところに仕事をしに行っているわけですから、災害の時にいきなり地域で「助け合い」は難しいですよね。やはり意識して自分の家のまわりのことは考えなくてはいけないと思います。
今の日本は8割以上サラリーマンです。しかも転勤のある人にとってみたら地域への意識やネットワークが希薄になってしまうんですよね。だけど準備や気にかけておかないと結局自分に跳ね返ってきます。
今回はそこまで話はできませんでしたが、少しだけ問題提起として最後にみんなに投げてみました。少しでもみんなが地域である活動などに目をむけたり、関わりに参加するようになれば、、と思いました。
Learn Do Shear 医療を料理「けんこうキッチン」
告知をかねて投稿します。
6月12日に新宿にある国際医療研究センターで参加型ワークショップイベントを行います。
タイトルは、《医療を料理「けんこうキッチン」~新宿のカオスパワーで未来の生き方をRe-imagine~》です。
今回のイベントでは複数のストーリーテラーの話を聞いてから、それぞれで色んなアイディアを出し合います。ストーリーテラーもヘルスケアの専門家だけではなく歴史学、人類学、IT、など幅広いジャンルの方をお招きすることを予定しています。これだけでもかなり贅沢です。
自分が考えている健康と他の人が考える健康とは違うことは認識していますが、どう違うのかそれはわかりません。でも全く違った切り口で考えることができそうでワクワクします。
********************************
【イベント概要】
日時:2016年6月12日(日)12:30-18:0場所:国際医療研究センター (東京都新宿区戸山1-21-1)
http://www.ncgm.go.jp/
参加費:事前2,000円、当日2,500円/ドリンク
(高校生以下、60歳以上は無料⇒事前申込が必要で
主催:Learn Do Share Japan
(https://www.facebook.com/
【参加方法】
以下の事前チケット購入にて[参加表明]となります。(
http://ptix.co/27Bv5Nk
▼プログラム 5.5h (+ 懇親会 2h)
- 有識者のトーク(インプット)
- アイデーション (ダイアログからのアイデア創出)
- プロトタイピング
- チームでのグループワーク(未来へのストーリー創り=ア
- オープンディスカッション
- ラップアップ(ふりかえり)
【スピーカー紹介】*随時更新予定<3~4名予定>
☆ 松下博宣・Hiro Matsushita, Ph.D.,
東京農業大学・法人戦略室(東京情報大学看護学部設置準
☆ 小出 一富・Kazutoyo KOIDE, 武術家・歴史学者
☆ 竹倉 史人・Fumito TAKEKURA, 作家・人類学者
【何をするのか?】
イノベーションプラットフォーム「Learn Do Share(LDS)」のプログラムを使って、「けんこ
LDSは、9歳の子供から80歳おじいちゃん、プカプカ
=============
LDSの雰囲気をビジュアルと共に知りたい人は前回のイ
=============
2016年3月26日土曜日
英語で茶話会は英語教室ではありません
英語で茶話会の目的は、英語でコミュニケーションをする場をつくるということです。何かをインプットするためではなく、単純に話したいことを英語で話すという場です。
どうしても英語ということにとらわれがちですが、この場の本質はコミュニケーション能力の強化です。
今回はジェネリックの話題でしたが、ジェネリックの「Quality」になったときに意見が分かれました。議論をするときにきちんとQuality contorol(ばらつき)の話でのQualityなのか、Bio-availability(主成分として生体に与える効果)の話でのQualityなのかをはっきりさせることで議論の切り分けと合意のポイントが見えました。意見が分かれたときに、一体相手は何を言わんとしているのか聞く必要があります。そして英語を使うときはspecficに事柄を伝えなくてななりません。そのためにはその事柄をきちんと理解していることが重要です。これを曖昧にしてしまうことはわかり合うチャンスを見逃してしまうのです。日本語で会話しているときにありがちなミスコミュニケーションの原因の一つです。言葉を定義することによってスムーズに意見交換ができます。それをみんなで体感することができました。
また、この会のいいところは一緒に企画をしているひろちゃんがハワイに住んでいたときに調剤薬局でテクニシャンとして仕事をしていた経験があり、アメリカの制度のなかで実際の現場で何が起こっていたかをリアルに話してくれるところです。おかげで日本とアメリカの比較がとても良くできます。今回も眼科の手術を片目ずつしたら保険会社にチェックが入り「何それ!」話とか、リアルにシッコ(マイケルムーアの映画)ばりに、友人のはなしもしてくれました。救急で他の島へヘリで運ばなければいけない事態で「あなたは保険は何に入っているの?」「ヘリを使うとしたらいくら、つかわないで近くの医療施設に運ぶといくら。さあどっちを選ぶの?」ということを救急隊員に言われるとか。。。
ああ、日本っていい国だ〜 なんて思いながら聞いていました。どうやってアメリカ人はなぜジェネリックを選ぶかリアルにわかりました。やっぱり日本の医療はどれだけ有難いのか本当によくわかります。
ほかにも日本の透析の患者さんの問題点やそれに関連して少しだけバイオシミラーのやオーサライズドジェネリックまで発展して、私はとても楽しい時間を過ごせました。理解を深めることってこういうことなんだろうなと思いました。
こうやって書いてあると、なんだか難しそうなことを話しているなと英語に対してハードルが高いと思っている人は感じるかもしれませんが、実はそんなに複雑な英語は話していません。単語自体は中学生レベルです。専門用語がでてきたりするけれど、それはあまり会話に影響しません。
コミュニケーション能力を高めたいと思っている方はぜひ私と一緒に英語を話しながらお茶しましょう〜〜
2016年3月9日水曜日
第4回市民の医療参加を創る会「あなたは医療にいくら払っていますか?」
3月8日恒例のみのりカフェで第4回市民の医療参加を創る会を実施しました。
今回は地域医療を育てる会で一緒の野村さんに保険料の負担について、彼が調べたデータをもとに保険者ごとの違いを話していただき、その後に三原さんにその背景を歴史や仕組みを紐解き、その後、みんなで議論をしました。
制度の複雑さに初めは質問もでない状態でした。グループで話すとすこしずつ話がではじめました。理解できなかったり、考えてもみなかったことを提示されてどうすればいいのかわからない状態だったのではないかと私は見ていました。
大体、想定内の反応です。
今回の内容は、保険料の負担額が、職業・居住地・年齢によって異なり、算出方法も違って均等な負担をしている状態ではありません。しかし受ける医療サービスは全国どこに行っても同じ処置なら同じ金額です。この不公平感はみんなはどう思うか?という問いです。
増大する医療費を保険制度を維持していきつつ費用負担をどのように考えるのかというのは初めて聞いた人にとっては複雑怪奇な話です。あっちこっちから拠出金があって、頭の中は間違いなく「??????」 みんなの顔は真剣なんだけど、頭の上に「?」が並んでいたのを見たような気がします。
個人的には、今フリーになったこともあり「なんでこんなに高いの?」というのは実感しています。でも、払わないと保険診療が受けられないと思うと「払うしかないよね」とも思います。
社会保険は社会で助け合いの精神からお金を出し合う仕組みです。自分だけがよければというのはちょっと違うと思うのですが、「払っているんだから使わないと損」という人もいます。困ったものです。
実は私がこの企画を考え始めた時、考えていたことは「連帯」って何?です。
ずーっとこの言葉がぐるぐるしていました。
辞書で調べてみました。
れん‐たい【連帯】
[名](スル)
1 二つ以上のものが結びついていること。「―感」
2 二人以上の者が共同である行為または結果に対して責任を負うこと。「―して事に当たる」
どうやら結びつきと一緒に結果に対して責任をおうということなんですね。いまの保険者はアウトカムに責任をもつ、つながり、連帯になってないよね。なんて思うわけです。
それと、保険者のせいにして自分(個人)の責任を放棄している国民も悪いよね。その時点で他人事です。無関心って一番良くないことですもの。 医療費の増大は様々な要素があります。今回はどのような負担が公平かでしたが、医療の中身の話も今後していきたいと思っています。
2016年2月21日日曜日
かかりつけ薬局と薬剤師の役割 Vol.3 「次世代のPharmacy(総括)」
かかりつけ薬局・薬剤師の役割も3回目を終了しました。
とにかく、頑張ったと自分を褒めようと思っています。いまの薬局や薬剤師の状況を理解するところから始まり、制度の中でなにが起こっているのか、そしてなにが問題でなにが課題なのか、おぼろげながら見えてきたような気がします。
私の問題提起は「薬剤師はこのままでいいのか?」です。(ちょっと過激に煽りました)
私は、薬剤師の人たちはとても優秀な人たちだと思っています。彼らは知識もあります。資格という意味では、医師、歯科医師、獣医師、に並んで薬剤師は施設の管理者になれます。ところが医療の、特に臨床において、全くといって存在感がないと感じるのは普通の感覚ではないでしょうか。様々な制度が変わっていくなかで、「対物業務から対人業務」とわざわざ書かれてしまうほど人に向き合っていなかったんだと思います。
そんな人たちにむけて、患医ねっとの鈴木信行さん(みのりカフェのオーナー)から市民(患者)からみた薬局・薬剤師への期待を「こんな薬局に私はいきたい」ということを話してもらいました。
イベントは違いますが、彼の主張はこちらにもあります。
■これからの医療を支える薬剤師への期待(アピタル)
かかりつけ薬局や薬剤師に対して、一般の市民は「かかりつけ薬局ってなに?(存在に対する疑問)」からはじまるのに対して、薬剤師は「どうやったらかかかりつけ薬剤師になれるか?(調剤報酬をとれるか)」という発想と議論の違いがあり、議論のスタート自体が一緒に議論をすると頭のなかが混乱します。
これが制度はどうあるべきか?と議論した時に起こる空中戦の正体なのではないかと思います。
医療保険制度は、決して薬局を儲けさせるためのものでもないし、逆に利益を不当に搾取するものでもありません。私たちが病気になった時にみんなが医療を受けられるようにする仕組みのなかに存在するものです。また、違う言い方をすると、一般市民からみたら払うコストにうける薬局・薬剤師サービスに価値があるかどうかという視点でものを見ています。それは市場原理としては当然の考え方ですが、制度であったとしても、「安く良質な医療を受けたい」「もしサービスに満足するなら追加でお金をはらってもいい」というお財布感覚は必ずあります。「保険診療」という言葉で実際が見えにくくなってしまっているに過ぎないとも言えます。
このかかりつけ薬局は、厚労省からでている資料を見てみると、地域包括ケアの文脈のなかで地域で健康サポートをしていくことが求められています。つまり2025年問題のなか、私たち市民が望む医療の姿のなかにかかりつけ薬局があるということに気づくべきだと私は思います。この春の診療報酬改定は、単純にどのような選択をするかの岐路に立っているということなのです。
そこで、あるべき姿は?かかりつけ薬局とは?ということを議論しました。
なかなかこれまで考えてこなかったことを考えることは難しいですよね。やっぱりできない理由を探したり、自分を正当化させてしまうことはあると思います。私が投げかけた「変わらないといけないのでは?」これはみんなが考え始めるきっかけになった言葉かもしれません。
その時にでてきた言葉が「変わるということはどういうことなのか」「変わらないとどうなる?」「それは誰が?」「それは何が?」でした。
この時にそれぞれの感じる薬剤師の見え方が変化してきたと思いました。
そして議論のなかでは、機械化の未来も話をすることができました。技術革新が目の前にきた時に希望を見出すのか、それとも変われない自分を見るのか。まさに分岐点です。
「変わる」、「変わらない」、私はどちらの選択でもいいと思うのです。どうすれば自分の理想に近づけるのかを真剣に考えぬくことこそ必要なことだからです。そのためには、「今(現在)」をきちんと見つめるところから始めないといけません。
今回はそこまで議論で引っ張ることは時間切れで出来ませんでしたが、本来なら自分の姿がどのようなのか、向き合うことをしなければいけません。今回のゴールは「参加者が変化について何かを掴むという状態」を目指していたので目標には達成したかと思います。
思っていた以上の議論ができてよかったと思っています。この場の全てに感謝です。
やはり2時間は短いです。薬剤師がおもいっきりドロドロ自分の姿を見つめるワークしたいな〜、なんて思ってしまいました。機会があれば企画したいと思います。
今後はこれから考える予定です。
2016年1月28日木曜日
第7回 英語で茶話会
今年初めの英語で茶話会です。
いつもはお天気だったのですが、この日は曇りでした。
眺めのよい場所なので、あの辺のお天気はどうなのかな?って思って外を見ていました。
さて、今回は人数が少なめだったのですが、その分じっくり話ができました。
いつもはなかなか企画側だと自分が話したくなったタイミングで話をすることができません。しかし、今回は日本人同士の英語の会話という雰囲気でした。
会話はいろんな方向に進んでいくので、最後は化学の話です。
どんだけ話が飛ぶんでしょう。
まあ、そういうのを含めて楽しむ会なので、全くをもってアリです。
次回は2月27日です。
ご興味のある方はぜひご参加ください。
2016年1月24日日曜日
かかりつけ薬局と薬剤師の役割 Vol.2 「制度改正を巡る理想と現実」
この週はみのりカフェウィークでした。
こちらは診療報酬改定の議論で突然出てきた「かかりつけ薬局・薬剤師」に対して、いったいこれは何か、そして今後、薬局や薬剤師は何を考えていかなければならないかということを議論する場です。
今回は第1回で明らかになってきた、かかりつけ薬局・薬剤師の課題と制度の影響ということで議論をしました。
前半は水さんにお願いし、後半は厚労省の医系技官である松本さんにお話して・・・という予定でしたが、時間に間に合わない可能性があるということで、三原さんに医療政策の方向性についてお話をしてもらい、松本さんは全体ディスカッションに加わってもらうという流れに急遽変更しました。
まあ、この辺の裏事情はおいておきます。
この件はある意味、ファシリテーターとしての経験値が一つ上がったと考えてもいいのかなって思います。その場にいたみんなに助けてもらったと感じています。本当に感謝です。
内容についてはだんだん全体像が見えてきて面白くなってきています。
薬局は本来、小売業だと考えるとあまりにも顧客のニーズを把握していないですよね。
それは規制産業という枠組みのなかで利益を確保できる構造ゆえの怠慢だと私は思います。だから薬局の薬剤師に期待することが、「処方箋をもっていったら早く出してほしい」というニーズしかなくなってしまうのですよね。
議論のなかで、やはり求められている方向性で診療報酬がつくという話がありました。また医療の「質」とか「Outcome」といった言葉もでてきました。
これまでが医薬分業を進めるための診療報酬が設定され、単純に医療機関の近くに出店(開局)することでしか戦略がない?もしくは乏しいという状況でした。
今回の議論で、一番もやっとしたのは、患者のニーズと薬局・薬剤師のあるべき姿やなりたい姿は本当に一致しているのだろうか?という点です。
表層のニーズを満たしているようなマーケティングはすぐに模倣されます。本当のウォンツはなにか、そして薬局とはなにかを本当に考えていかなければならないと私は考えています。
この2回をとおして方向がだんだん見えてきたように思います。
次回はこの流れで一旦総括をします。
スケジュールは以下の予定です。しかしすでにほとんど席が埋まっているという状態です。
来ていただける方にとっても実りある場にしたいと思っています。
********************************************************************************************
かかりつけ薬局と薬剤師の役割 Vol.3「次世代のPharma
日時:2016年2月18日19:00~21:00 (終了後懇親会あり)
場所:みのりカフェ
会費:参加費3000円 懇親会2000円
主催:患医ねっと
http://kokucheese.com/
※申し込みはこくちーずに登録していただいて完了になり
(進行案)
・第1回、第2回のまとめ
・「こんな薬局に私はいきたい(患者の視点から)」(仮
患医ねっと 鈴木信行
・全体ディスカッション
※キャンセルする場合は必ず早めにご連絡をお願いします
登録:
投稿 (Atom)


































