2019年1月3日木曜日

謹賀新年2019



新年を寿ぎ、皆様方のご多幸をお祈りいたします。
本年もどうぞよろしくお願いします。

抱負とか何も考えず、ただひたすら本を読んでいました。
12月ころからミクロの視点を少し離れてマクロや歴史など切り口を変えてものを考えるようにしていました。

以前より新しい技術が社会をどのように変えるのか?ということを考えているのですが、必ずしも社会は幸せにするとは言い切れないと思います。しかし悲観はする必要はないと思います。過去を習うことはできませんが学ぶことは可能です。
2019年は新しい技術を上手に使うにはどうすればよいのかを考えたいと思います。

今年もよろしくお願いします。

(読んでいた本)





2018年12月31日月曜日

2018年大変お世話になりました



2018年もまもなく一年を終えようとしています。
多くの方にご支援を賜り、何とかここまできております。

今年は一年の経過があっというまで、自分は何をしているのかよくわからず目の前にあることだけをしてきたように思います。

後半は体調の良くない日が多く、大好きなあっちこっちもできず、そのためブログなどの更新も滞りがちでした。来年はもう少し文章など形にしていく作業をふやせればと考えています。

来年の抱負は年明けにして、今日は今年の感謝までとしたいと思います。

ありがとうございました。

2018年11月26日月曜日

免疫療法ってなんだ⁉~夢のクスリの勘違い


11月7日にがんの保障研究会で、日本医科大学の勝俣範之先生をお呼びして「免疫療法ってなんだ⁉~夢のクスリの勘違い」をタイトルにした講演・シンポジウムを実施しました。



先日の京都大学高等研究院の本庶佑(ほんじょたすく)特別教授が2018年ノーベル医学・生理賞の受賞者に決定致しましたことは広く知られており、同じ日本人としてとても喜ばしいニュースがありました。この受賞理由は現在、免疫チェックポイント阻害薬と呼ばれているがん治療薬の原理の発見によるものです。

ただ、この受賞決定をきっかけに現在一部民間医療機関で行われている自由診療での「免疫療法」などまでがノーベル賞をとった夢の薬という誤解が広まり、実際に国立がんセンターや患者団体に問い合わせが多数ありました。一般の方にとって「免疫」という言葉で全てが一括りにされて理解され、インターネットという情報の海で「正しい情報」と「誤った情報」が混在しているのが現状です。

免疫療法は臨床試験を経て効果が立証されているもの(免疫チェックポイント阻害剤など)と、効果が立証されていないもの(臨床試験で結果がでていないもの)がありますが、その違いを理解できないというものがあったり、ある一つのがんに効けばそれ以外にも効果がある可能性があると思ってしまいます。それに賭けてみたくなる気持ちも、わからなくはありません。その患者さんの「治りたい」という思いを利用している人が世の中にいるのも現実です。また悪意を持っていなくても、間違った知識を善意で広めてしまうこともあります。

そこで一般の方へ正しい情報を伝えるために、NEWS ZEROやNHKに出演された勝俣範之先生に、腫瘍内科医という専門家の立場から科学的根拠のある免疫療法は限定的であるということ、インターネットの広告などに出てくる情報には経済的と医療リスクがあるという話をして頂きました。

今回は当初、保険を扱う保険会社職員及び保険代理店従業員の方を中心に企画をいたしましたが、急遽、一般の方にも参加していただき広くこの問題点を伝えることにしたため、運営はギリギリまでバタバタ状態でした。

それでも来ていただいた方々に聞いてよかったということを言っていただくとその苦労が少し和らぐ気がします。


2018年11月2日金曜日

人生の最終段階における医療


終わった、終わった。ホント、これが終わるとほっとします。

この研修会の運営にかかわらせていただいてこれで3期目です。やっとなんとか色々と細かいところに目を行くようになりました。参加者も多いし、かかわる人も多く苦労が絶えません。

運営の話はさておき、今年の関東信越ブロックは千葉(慈恵大柏看護学校)と東京(国立病院機構本部)の2会場での開催でした。

この研修会で学ぶ「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」って人生の最終段階に関わる人みんなが実践できるようにならないといけないんですよね。参加した人が実践して、そのことを周りに浸透させていかなければならないこと。そしてよーく考えるとこの研修会に参加できた人って世の中の医療者の数パーセントにも満たない現実。

この事業の一端にいるだけなので今後の展開については様子を見守っていますが、少しでも現場に変化が生まれることを心から願ってやみません。

一般公開用研修会資料
https://square.umin.ac.jp/endoflife/shiryo/shiryo.html





2018年10月6日土曜日

ティール組織ってなんだ


台風が接近している日曜日。
「講演動画上映会&ダイアログ~自分たちの新しい組織を対話する~」に参加してきました。久々の一参加者としてのワークショップ参加は楽しかったです。場をつくっていただいている方へは本当に感謝です。

先日、自分で読書会を企画しましたが、ほかの人との対話を通して理解を深めたいと思って参加しました。

今回上映された動画はこちら
「『Reinventing Organizations』(日本語版『ティール組織』)著者フレデリック・ラルー スピーチ」


ティール組織は出版されてすぐに読んだのですが、事例が中心であまり概念化までしている内容でなかったのでちょっと読みにくかった印象があります。講演の動画の時間は長いのですが、読むよりは楽なのではないかなと思います。

ティール組織




本ではティールは進化型とされています。
上司がおらず、自律的でフラットな組織というのが特徴です。
著者のフレデリック・ラルー氏がいくつもの組織を見てきた中で成功している組織の共通点をみつけて概念化しているモデルです。社会構造の変化からそこで行われる人々の活動の形態がどう進化してきたかを整理しています。事例が紹介されていますが、組織の大きさなどはあまり関係はないようです。

またティール以前のレッドやオレンジを否定しているわけでないと書かれています。

本を読んだり、ワークショップに参加して思ったことは、ティールは万能ではないということです。また組織は環境によって戦略を変えるものであることから、どのような環境にその組織が置かれているかに依存するのだと思います。

しかし、ティールがこれだけ色々な人に注目されるというのは、今の組織に対して何らかの問題や不満を抱えているということもいえるのではないでしょうか。そして環境変化に敏感に対応しなくてはならない組織は、ティール組織を作ろうとしてではなく、自然とティールのようになってるとこもあります。

この本の限界は沢山の事例からの共通点を探ったところまでということです。本質の部分までには辿りつけていません。それはこれからということなのかもしれません。

ティールはこれまでのリーダーシップ論や組織管理論などの概念を超えており、環境変化への対応、社員の自律などを考える時のきっかけになりそうです。まだそうだとはっきりはいえませんが、オートポイエーシス論で説明がつきそうだと感じています。

まだまだ自分が勉強中なのでこのくらいにしておきます。

2018年9月28日金曜日

「患者協働」の医学・薬学研究と医療の創造


9月15日に第62回日本薬学会関東支部大会のランチョンセミナーの企画のお手伝いをしてきました。実務薬学総合研究所株式会社の水さんの企画です。演者は患者協働の医療を推進する会でもお世話になっている、一般社団法人ペイシェントフッドの宿野部さんです。私は最後のパネルディスカッションで参入しました。



水さんが薬剤師の意識を変えるきっかけを作りたいということで企画がスタートしました。薬剤師の興味は薬のみに行きがちで患者の生活や価値観というものに思いを馳せることはあまり得意ではないようです。しかしそのような思考でいると患者は薬を飲まないことをあたかも薬を飲まない患者が悪いように考えてしまいます。

宿野部さんの話は、ご自身が腎臓が悪く透析をしており、幼少の頃から薬の世話になっていることから様々な思いを持っています。

病との戦いの中には薬は欠かすことはできず、薬の副作用も当然経験しています。生きていくためには薬のない生活はあり得ません。自分で自分の病気のことを知ろうとすると患者が規制の壁で情報入手が難しい状況が今の日本です。

「プロモーション」と「患者が知りたい情報を渡すこと」
この線引きは非常に曖昧です。

すぐに何かできるわけではありませんが、患者からみてココはおかしいを発信することは大事なことだと思っています。その発信の仕方は単なる権利の主張ではなく、セルフマネジメントをするための主張をしていかなくてはなりません。

今後もこう言った活動を応援していこうと思っています。


このロボットはSOTAといいます。
ペッパーよりも小さく、おしゃべりもしてくれるのでイベントの時にあると場が和みます。

2018年8月31日金曜日

人工知能は人間の何?



またまたブログ更新が滞っておりました。なんだか文章を書く気になれなくて、ぼーっとしていました。振り返ってみると人工知能関連のイベントに参加することが多かったのでそれに関連したことを書こうと思います。

そこで思うのは、人間ってやっぱりどこに向かっていきたいのかなって思います。

人間の仕事をAIにとられるんじゃないかという人がいますが、実際はそんなことはないと私は思っています。確かに置き換わる部分は必ずあると思います。しかし全部置き換わることはまずありません。過去の技術革新の歴史をみても、新規技術によって人の仕事が本当になくなった試しはありません。違う仕事が発生して必ずなにか仕事をしています。人数が減ることはあってもゼロにはならず、不要になった労働者はまた別の仕事をしています。でも、もし仮に人工知能が人間の仕事を全部代わりにできるとしたら、そのとき人間は一体何をするのでしょう。人間は幸せになれるのでしょうか。

人工知能に関連するイベントにいくつか参加した中のある研究プロジェクトにおいて、縮尺1:1:1のマップを作ることを目指しているというものがありました。これを実現させるためには、ありとあらゆる場所で撮影した画像情報を組み合わせてたVRで作るのですが、大量のデータを取得とそれを処理するコンピューターで演算をしなくてはなりません。なんかほとんど攻殻機動隊とかの話になりそうです。

人工知能だけではなく、IoTなどの技術革新による変化は止めようがなく、だからこそ、人は何をすべきか、人とは何かを考えなくてはいけないのだなと感じているのです。

まだしばらく考えていそうです。

写真は産総研に飾ってあった機械たちです。