2014年1月19日日曜日

MRは変われるのか?



定期的に集まっている新年第1回目はオブザーブメンバーの医師のクリニックで行われました。

開業して8年くらい立つのにとてもきれいなクリニックです。

さて、今回のタイトルは「研修部の方々、こんなMRを訪問させてよ!」です。医師からみたMRはどのようなのかを聞かせていただきました。


  • 挨拶もそこそこにいきなり仕事の話をしだす。
  • 漠然と「お困りのことはありませんか?」と聞く
  • 欲しいと思っている情報を持ってこない


どれも残念です。
どうしてこうなるのか?

一番はMRが相手のことを全く理解していないことが原因だと思います。
会社に言われるがままに医療機関に訪問し、プロモーションストーリーのままを話してくる。そこに自分なりの伝える工夫が不足しているのは明らかです。

自分なりの伝える工夫には相手がどう思っているのかをわからないことには、どのようなことを言っても何も響きません。

みなさんは自分が患者さんを治療するとしたらどうするか、それを考えてみたことはあるでしょうか? 単に治療といっても病気だけをみるのではなく、生活や考え方を含めたその人自身を健康にするためにはどうするべきなのか。
その視点を常にもち、謙虚に学ぶことをMRはしないといけないと思います。そのためには会社のプロモーションストーリーも疑うくらい多角的に勉強することが必要です。

教育研修部や上司の問題点は教えることが好き過ぎることです。現場をはなれたオールドタイプMRが自分のスタイルを教え込むのはどんどん現場から乖離します。
それを自覚し、MR自身が学ぶ仕組みを作ることが研修部の仕事だと思います。

ティーチングからの脱却、それが課題です。

まずはそこからで、それぞれが本当に医療に貢献できるように歩み始めれば未来型MRはどんどん生まれてくると私は信じています。


0 件のコメント: