2015年11月9日月曜日

幸手でアセスメント調査員 2日目




今日の天気は曇りでした。天気予報が午後に雨だったので、心配でしたが夕方戻ってから降り出すというなんと雨を吹き飛ばす晴れ女なんでしょう(笑)

今日もたくさんの学びがあったのですが、一番は防災面です。
幸手は昔の面影が残るまちです。その分、いろんな部分が手付かずになっているところがあります。

今回、入り口がわかりにくく狭い路地を「ごめんくださ〜い、東埼玉総合病院からきました〜、こんにちは〜」と結構大きな声で進んでいき、静かにおうちのかたを見つけるという状態もありました。間口の狭さだけでなく、小さな段差もたくさんあるご自宅は気をつけないとお怪我をされてしまいます。もちろん舗装をしているわけではないです。

また裏の道もまっすぐではないので、車一台とおるのがやっと。その道の舗装もいいわけではないです。表通りにでる道もない。逃げる時どうやって逃げるのでしょう。私道というか自宅の庭(?)を通るのでしょうか。

車を目の前に停める場所もないところは道に消防車や救急車を停める他ありません。そうするとその周辺の幹線道路が渋滞してしまいます。実際にそういったことがあったと一緒に回った調査員の人に聞きました。そうなると、火事があったら大変です。古い家も多いのでいったん燃え始めたら大変なことになります。もちろん狭いところはストレッチャーは入りません。そんな場所は消防隊も入るのが大変です。

医療や暮らしのことで伺っているのですが、今回はそういった部分が気になって仕方ありませんでした。もしかしたら、自分が防災委員をやったりしているからそう思うようになったからかもしれません。

どの家が要援助なのか、在宅なのか不在なのかの合図もこのままではわかりにくいのではないでしょうか。一戸建て独特の独立性から、介入を拒むこともあることを考えるとマンションの防災のほうが楽なのかもしれません。

防災も地域包括ケアもやっぱり、自助、共助、公助を考えてまちづくりをします。共助の部分はそこにあるリソースはほぼ同じです。防災を考えることで医療・介護のあり方を変えるきっかけになるのではないかと思います。



このリンゴのコンフォートは訪問したお宅でご馳走になりました。一番初めの柿もそのお宅の庭になっていたものをいただきました。

2時間もお話をきかせていただきました。だいたい30分くらいなんですが、いろんなお話をたくさん聞いて人生の勉強もしてしまいました。

高齢なのですが、とても自立されているかたで、明るく活動的なかたでした。
自分でなんでもされていて、子供に迷惑をかけたくないと思っていらっしゃるようでした。でもやはり最後のときのことはすこしづつ考えていることで家の片付けもすこしずつしているそうです。
そうやって準備されているかたのお話をきくと、人生の最終段階の医療の意思決定支援もこういう元気なときから一緒に考える仕組みが欲しいなって思います。




これはあるいていたところにあったお寺の鐘です。ならすのかな〜


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