2017年9月11日月曜日

脱マニュアルはまだまだ


私が住んでいるマンションでは毎年防災訓練以外に発災時の連絡係の説明会をします。当マンションの連絡係は各フロアごとの安否確認をし、ブロックごとにまとめて本部に連絡をする役割があります。この連絡係は毎年変わっていくため毎年説明会をしています。やり方などは各マンション色々だと思うのですが、それを周知して本当に災害が起こった時にちゃんと機能させるというのはきっとどこも苦労していると思います。

災害時は、ある程度事前に想定していてもうまくいくかどうかは全くわかりません。しかし準備はしなくてはなりません。そこにあるのがマニュアルです。

今回説明会をしていて思ったのは、説明会にきてくれる人は本当に真面目で一生懸命な人なんだと思いました。質問を聞いていると着実に与えられた役割を果たそうとしているのだと思いました。

他にも「○○の方が効率的ではないか?」などの意見も出てきました。
しかし平常時と違い、どんなことが起こるか全く予想がつかないので必ずしもそれが可能かどうかはわからないのが災害時です。マニュアルにないこともしなくてはならないことも想像されます。

さらに出てきた質問を聞いてると、そもそも当マンションが発災時にどのようなことが想定されて、どのような資源があるのかということがわかっていません。でも仕方ないと思います。私も災害協力隊の役員をやるまでは同じ状況でした。しかも説明会や防災訓練すら参加したことのない人もたくさんいます。そうなると、小さなことですがマニュアルや看板の表記をわかりやすくすることなどをするのが精一杯の現状です。

脱マニュアルはまだまだ時間がかかりそうです。それでもちっちゃなことからコツコツとやっていきます。

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