2015年9月26日土曜日

人の最期



ここ最近、タレントさんがお亡くなりになったとか、がんを告白するというニュースがよく聞かれます。みなさんはどのように感じていらしゃるのでしょうか。

人はいつかかならず死にます。この肉体はかならず滅びます。
なのに今の平均年齢よりも早く亡くなると「ショックです」とのコメントばかりでなんとなく違和感を感じています。

この高齢化社会においてガンに罹患するのはなにも珍しいことではありません。特にタレントさんがガンに罹患するとすぐに話題になる。それもの高齢化社会においてガンに罹患するのはなにも珍しいことではありません。
この報道のされ方にお金の匂いがすると感じているのは私だけでしょうか。

ただ、人の死というのは、とても多くの学びを残された人々に残してくれます。人の最期はこの世の最後の仕事なのだと思います。なので私たちは何を感じ、何を受け止め、考えるのかということは大事なことです。

穏やかな最期もあれば、壮絶な最期、また予期されたもの、突然のサヨナラ・・・

どの最期もその人の生きてきた全てだと私は考えています。

この年齢になると否が応でも自分の最期のことも考えざるをえなくなります。そして自分の周りの人も歳を重ねれば、一人、そしてまた一人とこの世では会えない存在になってしまいます。

いつ来るかわからない死を恐れ身を縮めているよりも、今を大事に生きたい。そして後悔の無いようにしたい。

今年のシルバーウイークに親族の入っている納骨堂の慰霊祭に行きました。写真はその時のものです。

2015年9月25日金曜日

家庭医って?



さんむ医療センターの若手医師の会でした。今回のテーマは「家庭医って」です。
内容については、地域医療を育てる会のブログをご覧ください。

今回思ったことは、改めて「家庭医ってカテゴリーっているのかな?」です。私があまり名称には拘らないからなのかもしれません。
カテゴリーっていうのか、名称が日本の医療制度において馴染まないのかもしれません。

グループワークをしていて、病院とクリニック(診療所)ってどうしているのか聞いたら、ある方が「馴染みの開業医では雑談をしに行く、普段は病院に行く」とおしゃっていました。

????(ワカラナイ!)

説明を聞いてもちゃんとは理解できないのですが、どうやら馴染みの開業医の専門外の疾患を持っていてそれのフォローアップは病院がしているらしいのです。そしてさらに聞くと自分で病院でかかって言われたことやデータを馴染みの開業医に持って行っているらしいのです。

そういう関係性もアリかと思います。

また、「おかげさまであまり医療機関にはかからない」という声もありました。

う〜む

この状態で家庭医がどうやって関わるのがいいのでしょうね。

病院の院長は、玉野井先生みたいになんでも診てくれる先生はありがたいともおっしゃっていました。

家庭医の今後、興味深いです。

2015年9月23日水曜日

連休終了


やりたいことを好きなようにやった連休でした。

演劇も見たし、映画も見た。
職場の新しい友達とも中学時代の同級生とも飲んだ。
ちびっこ達とも遊んだ。

楽しかった。

これらで感じた事や知った事は全て学びです。

しかし目の前の宿題が終わっていない。。。。

まあ、なんとかなるでしょう。

2015年9月21日月曜日

連休中は



お天気のいい日が続いています。とても気持ちがいいですね。
なんだかとても楽しいことが多いのは有難いことです。

いつもと違うことを考えて、いつもと違うことをして、普段と違う生活は自分の充電時間です。

入手していたのに読めていなかった本も読みました。

「認知症によりそう」は地域医療を育てる会の藤本さんが寄稿しており、「ケアプランを自分でたてること」は先日のマイケアの島村さんの本です。

この2冊を読んで思ったことは、ケアをされる人が”蚊帳の外”になってしまっているという現状です。

そして「その人らしく」とか「あるがまま」、「よりそう」という言葉がよく聞かれますが、ここもよ〜く考えなければいけないところなのではないかと私は感じています。
そう言っている裏側に、ケアをする側の心の問題を投影している何かがあるのかもしれないなんて勝手に思っています。

いろいろと思うところはあるのですが、私もまだまだ見えていないところが沢山あります。それを一つづつまた勉強していこうと思っています。


これ以外にもまだ積ん読中の本があるので読む予定です。






2015年9月13日日曜日

マイケアプラン・レク@育てる会


午前中の英語で茶話会が終わり、一息つく間もなく東金へ移動し、午後は地域医療を育てる会でマイケアのレクチャーがありました。

何故、育てる会でマイケア?と思うかもしれませんが、ある意味ごく自然な流れかもしれません。やっていることは医療と介護の分野で違うことをしているように見えますが、共通しているのはどちらも市民での活動で、医療者中心ではありません。自分たちが満足する医療や介護を自分たちの力で手にしようとし、人と人とのつながりを紡いています。

今回初めて全国マイケアプラン・ネットワーク代表の島村八重子さんのお話を聞かせていただきました。何度かみのりカフェなどでお会いしているのですが、ふわ〜とした雰囲気からは想像がつかない行動力には驚きます。

プレゼンが始まる前も「ぜんぜん慣れなくって〜」と笑いながらお話されている姿に癒されました。

島村さんのお話のなかで、「やえこのしんぶん」というものがありました。これは自分の義父の介護状況をまわりに知らせるために作ったそうです。育てる会の藤本さんもクローバーという新聞をつくり様々な方面に情報発信をしています。新聞という媒体をつかって情報発信というのも共通点がありますね。



一番左にあるクローバーは地域医療を育てる会の刊行物です。その右側にあるのは今回持ってきていただいたマイケアの出版物です。

今回のお話を聞いて、一番印象に残ったことは「ケアプランを立てることは介護保険を組み立てることではなく、生活を棚卸しすること」という言葉でした。これが一番腑に落ちました。

マイケアは、単にケアプランの自己作成をすることを進めることではないのです。

自分の生活を制度に当てはめて考えていたら、あれがない、これがないという話になっていくと思います。そう考えてしまうと、今後制度で充足されるものが減っていくことが予測されると暗い生活しか想像できなくなってしまいます。

ところが、そのひとらしい生活(くらし)があって、制度はそれを続けていくために活用するものという発想をもつといきいきして、自分らしさを大事にすることができます。

お話のなかで自宅前にベンチを置いて近所のひとと井戸端会議が八重子さんの義母のデイサービスでした。知らないひとと童謡を歌うよりずっと楽しいですよね。

しかし、マイケアを進めていくにはいくつかの段階を経ないといけないと思います。
市民側、医療者の意識を変えていくためには、みんながもっと勉強していかなくてはなりません。

もうすぐにサービスを受けなくてはならない人で、考えたことのない人とこういった活動をしている人には必ず考え方や理解の差があります。経済面、行動力など人は様々です。

一足飛びに変えることはできなくても、いつの間にか見えないところで何かが変わっていることってあると思います。

今回初めてマイケアと育てる会が繋がりました。どんなアクションを起こしていくのかはわかりませんが、とても楽しみです。

第3回英語で茶話会



しばらく雨続きでしたが、動くと汗ばむようないい天気の土曜の午前中に、第3回英語で茶話会を開催しました。
この景色は、お借りしている会場からの景色です。



この会は英語で話をしながらお茶とお菓子でみんなで楽しくお話をする会なのですが、
障害者施設でつくっているお菓子をひとつ加える様にしています。
今回はパウンドケーキにしました。三鷹のおおぞら会から購入させていただきました。



会の時間は90分なのですが、楽しく話をしているとあっと言う間です。会計をしながら気付いたのですが、人数が少しづつ増えてきています。

初めての参加のかたもリラックスして話ができる雰囲気を心がけているのですが、楽しんでいただけているようでとても嬉しいです。

今回は、キャリアチェンジのカミングアウトの話が続発し、なんか不思議な引き寄せです。みんな今の何かを変えたくてそのきっかけとしての英語だったりするのかなと思いました。どんな動機であっても人が集まり何か刺激をうけて、そしてまた行動する。
そういうサイクルをつくる場にしていきたいと思っています。そして私が意図しないところで人が繋がれたらなんて素敵なんでしょう。

そう考えてゆったりした気分で会を進行させたいと思っているのですが、当日はいつもバタバタ(反省)

自分がもっと成長しないといけないですね。

2015年9月2日水曜日

製薬企業の業務改善命令(怒)



久々に怒りです。裏の事情の詳しいところはわかりません。しかし製薬企業としての倫理観はどこにいってしまったのでしょうか。これでは現場で一生懸命やっているMRが可哀想すぎです。この記事ではMRの報告が上がっていなかったとあり、MRだけが悪者のように書かれていますが、それだけとは現場を経験した者としてありえないと思っています。

過去なんども製薬企業は副作用で社会に影響を与える大きな事件を起こしています。そのたびに薬機法(旧薬事法)の改定や通達が出されています。

本気で怒りです。

製薬企業のPMS(市販後調査)について情報をあつめたいと思っています。



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大手製薬会社ファイザーが抗がん剤などの副作用を定められた期限内に国に報告していなかったとして、厚生労働省は会社に対して、医薬品医療機器法に基づき、業務改善命令を出しました。
厚生労働省によりますと、大手製薬会社ファイザーが製造・販売する抗がん剤やリューマチ薬など11種類の治療薬について、営業担当の社員が重い副作用の症例を把握していながら安全担当の部署に伝えず、定められた期限内に国に報告していなかったということです。
医薬品医療機器法では薬の投与で重い副作用が出た場合、最大で30日以内に国に報告することを製薬会社に義務づけていますが、厚生労働省によりますと、ファイザーは去年までの6年間に合わせて212人分の副作用の報告をしておらず、中には死亡したケースもあったということです。
このため厚生労働省は、1日、会社に対して、副作用の情報が伝わらない社内の体制を抜本的に改めるよう業務改善命令を出しました。
これについてファイザーは「処分を重く受け止め深くおわびするとともに情報伝達を徹底する」などと話しています。
副作用の報告を巡る行政処分は去年7月、大手製薬会社ノバルティスファーマに出されたのに続いて2例目です。