2017年3月11日土曜日

暮らしの講演会 みんなで支える「こころの育ち」~不登校もひきこもりも


順番が前後しましたが、2月26日に地域医療を育てる会で、東金市の社会福祉協議会と共催で暮らしの講演会がありました。

スピーカーは久里浜医療センターの精神科医師 杉原正子さんです。

今回はテーマは、子供の心の問題でした。
個人的には現代は引きこもっても生活できてしまうところに一つの問題があると思っています。親がいれば食べるものにも困らないし、外との連絡も携帯電話、インターネットがあれば事足りてしまう。

人間と人間がいれば、様々なことが起こります。いいことも悪いこともあります。時には引きこもりたくなることもあるけれど、ずっとそれでは良くありません。しかし心の問題を抱えてしまっていると非常に周りも人ですので大変です。

子供の場合、病気があると小児科に行きますが体全体は見られても心の専門はいません。精神科に行くと病気は見られても小児の専門はいません。子供の心を見るというのは医療では難しいのです。

必ずしも外に引っ張り出すことがいいことかはわかりませんが、少なくとも身体の発達のための運動量が引きこもったままでは良くありません。外に行ってもいいんだ、怖くないんだという状態を作ることはすべきことだと思います。また引っ込んでしまわないためにも周りが暖かい目で見ることの大切さを感じました。


ロールプレイではコンビニで引きこもった子に会った時どうするかなどの場面での声の掛け方を紙に書いてあげてもらい意見交換をしました。いろんな意見が出て参考になりました。私はその子の問題はその子にしか回答がなく、関係性の中で余計なことは詮索しない、本人が話したくなった時に聞くということが大事なことではないかと思っています。



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