MR−1コンテストのプレセミナーを実施しました。
今回は、実行委員でもあるMonthly ミクス編集長の沼田佳之さんと杏林大学医学部付属病院 薬剤部の若林進先生の2名に講演をお願いしました。
沼田さんから「薬価制度改革とAI導入で製薬企業からMRがいなくなる」では、長期収載品モデルの企業の利益確保が難しくなることからいかにコスト抑えるか、また医療情報のデータベースが整備されることから地域包括ケアが推進されるとこれまでの製品軸の営業戦略では現場のニーズと乖離が出てしまうことを指摘されました。またMRの役割の再定義の必要性もお話されました。
若林先生は「覆面を脱いだDI室長薬剤師から見た”勝ち(価値)残るMR”と”消えるMR”」というタイトルでお話いただきました。若林先生は川越さんの前職でアプローチの編集長をされていた時に覆面DI室長のペンネームでコラムを連載されていました。実際のDI室の業務を示していただき、どんなMRが薬剤師業務にとって価値があるのかということを具体的な事例を持ってお話いただきました。結構な辛口のお話でしたが、それが現場の本音だと感じました。
MRー1コンテストは現場で創意工夫をして頑張っているMRにスポットライトを当てることを目的としています。環境変化に対しての創意工夫を忘れず、MRとしての知識・倫理観・スキルを持った人を紹介していこうとしています。スキルを単純に競わせることが目的ではありません。
8月の本番に向けてプレセミナーを2回行いましたが、前回は人工知能がどのように活用されていくのかということを技術面から、今回は医療環境の変化と現場ということからMR活動を考えました。来月には審査委員会を実施し、そろそろ本戦の告知がスタートします。多くの方にエントリーしてほしいと思っています。
また当日午前中に実施するセミナーの企画も考えています。楽しみにしていてください。
2 件のコメント:
興味深い内容でしたね。久々講演会の参加でしたが良い勉強になりました、
コメントありがとうございます。おもいっきりマクロの話と現場というミクロの話が同時に聞けたのがこのセミナーだったのではないかと思います。6辛の話で面白かったですね!
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