2016年9月10日土曜日

銚子電鉄


銚子電鉄に乗ってきました。

旭中央病院でのヒヤリングもあったのですが、銚子電鉄に乗るのも目的の一つでした。

この電車に乗りたかった理由は、廃線の危機を救った「ぬれせん」の話を聞いたことがあったからです。


ローカル線って、ほのぼのしたエピソードがあることが多く電車がすきというより、そういった物語を聞いたり考えたりすることが楽しいです。

行ってみて、本当に社員が一生懸命にいろんなアイディアをだして少しでも赤字を解消しようと努力をしている姿に感動しました。

なんといっても、車掌さんが電車の中をものすごい勢いでダッシュする姿は、何も言えなくなります。車掌さんは一人で切符の販売からドアの開閉までをします。確かに人件費を抑えようとすると必然的に一人で何から何までしなければいけないですよね。

電車の中の広告も都内の広告とは違い、手作り感がかなりあります。

単線で運行も1時間に1本程度でそれでも頑張っているところがこの電車のいいところなんだろうと思います。


記事「お化け屋敷電車」で集客 銚子電鉄















2016年9月6日火曜日

旭中央病院の見学


地方独立行政法人 総合病院 国保旭中央病院へ行ってきました。

今回は地域医療を育てる会のメンバーの数人と一緒に千葉県の香取匝瑳(かとりそうさ)地区の現地調査ということで同行させてもらい、救急救命の伊藤先生にお話を聞かせていただきました。とても気さくな方で、救命センターの中を案内してくださったり、地域の現状をお話いただきました。

この周辺の状況は旭中央病院が地域医療を一手に引き受けており、在宅医療が不十分なエリアだそうです。それだけに地域の期待を引き受けています。救急救命も施設としては3次救命なのですが、2次も1次も受け入れざるえません。しかし我が国の診療報酬の流れからすると機能分化をしていかないと財政的にも厳しい状況になっていきます。そのような課題を抱えながらのご苦労を聞かせていただきました。

救急の現場では、独居が多いエリアほど救急搬送が増加するというデータがあるそうです。このエリアは高齢化が進んでいますが救急はそれほど増加していないことからやはりその傾向はただしいようです。まだ学会発表前なので、ここに書くことはできませんが、それ以外にも興味深いデータも見せていただきました。まさにそれは地域の問題を浮き彫りにしているかもしれない内容でした。やはり地区ごとのデータ分析を読み解くことを十分にしていかないとデータをミスリードしてしまうかもしれないという気づきもいただきました。

他にもフレイルの患者さんは徐々に増えており、フレイルの患者さんは、何らかのイベントを繰り返し徐々に弱っていきます。そのイベントのたびに入院を何度もする方も徐々に増加しているそうです。そうなると地域での医療資源が少ない状態では何かある度に病院に行かねばならず結果として病院の機能分化が進みづらくなります。
これらを解決するためには地域との連携や市民の理解、在宅・訪問などを同時に進めていかなくてはなりません。それも先ほど出ていた地域の人の生活ととともに考える必要があります。そうなると早い段階でのACPも進めていきながらも、市民とともに医療を進めていく大事さを感じました。


短い時間でしたがとても有意義な時間を過ごせたと思います。

2016年9月5日月曜日

リレーフォーライフ東京中央


今年も9月3日〜4日に開催されたリレーフォーライフ東京中央に参加しました。会場は駒沢オリンピック公園でした。
台風の影響で雨が降るかな〜って思っていたのですが、ピーカンでした。やはり晴れ女伝説は健在のようです。(夜は降ったそうですが、、、)





今回は製薬企業と患者・家族の語り場のファシリテーターでした。昨年までのプレゼンよりも楽しかったです。みんなの理解を深めるお手伝いができたことをが嬉しいです。

啓発テントが会場だったのですが、とにかく暑い、、、それでもテントの中に入れなかった方が外で話を聞いてくださっており、本当に感謝です。



今回は「治験」について結構長く時間をとりました。初めはもう少し短くして他の話もしてもいいかなって思っていたのですが、お互いの理解を深めるためにはじっくり「治験」から話を広げていく方がいいかなと感じたのでそのまま話を膨らませていきました。

私が感じたのは患者さんは「治験」に対して最新の治療あるいは最後の砦として考えていらっしゃる方が多く、日本は海外より遅れていると思っている人が少なからずいるのだと感じました。そのため「治験」をどうやったら受けられるのかとか、治験の時に必ず実薬が当たることはできないのかという質問も上がりました。それらの説明を製薬企業の方が丁寧にわかりやすくお話をいただきました。

医薬品の治験はあくまでも有効性と安全性を確認するために患者さんに投与するものであり、必ずしも最後の砦ではないです。どんな効くか効かないかもわからないし、どんな副作用が出るかも全くわからないものを投与するというものが治験です。それと「クスリはリスク」ということも強調しました。ここの認識と理解がずれてしまうとお互い平行線になってしまいます。今回はじっくり他の話を交えながら話をしたので完全とは言えないですが患者さんがたの理解は進んだのではないでしょうか。そして製薬企業の方々はこれだけ認識が違いがあることに気づいていただけたのではないでしょうか。

また、医療者が十分に患者に説明ができていない現実もここでも浮かび上がりました。説明もなくいつの間にかジェネリックが使われていたりすることがあるそうで、そういったところからも治療に対する不信が生まれてしまう現実もあるかと思います。相手はわかっていないだろうと思って説明を省いたのか、それとも問題がないから説明を省いたのか、はたまた説明があったけど聞いていなかった、理解できなかったのかそれはわかりません。しかし、患者を不幸にしようとしている医療者はいません。

そういったところをうまく橋渡しできるようになりたいと思っています。




災害協力隊の活動



なかなかタイムリーにブログをかけていません。無理して書くものではないのですが、その時に思ったことや感じたことが薄れてしまうのでなるべく速やかに書きたいと思っています。

先週末にマンションの連絡係の説明会を実施しました。
うちのマンションは各フロアに連絡係をおいて、何かあったときにフロアの各戸の安否を確認するルールを作っています。このルールは以前からあったのですが、防災訓練も全員が参加しないし、紙で配ってもなかなか理解をしてももらうのは難しいということで、説明会を企画しました。

昨年あたりから、実際に動けるようにするためにどのように住民に理解をしてもらうかという議論を重ねています。今回もそのなかの一つです。説明会はただ説明するだけではなく、実際にシミュレーションもしてもらって理解を深めてもらいました。

紙でかいてあるだけだととても単純そうに見えますが、意外とみなさん手間取ります。それが実際に災害が起こったときではきっと大混乱でしょう。参加された連絡係も全員ではありませんが、年齢もかなりまちまちです。多分理解の仕方もバラバラだと思います。

実際に皆さんの様子をみて、本当に参考になりました。

マニュアルの作り方や案内の仕方など今後も様々な工夫を考えていなかないといけないなと改めて思いました。


2016年8月30日火曜日

共感と論理



写真は先日東京にかかっていた虹です。

最近、コミュニケーションについて色々と考えることが多く、今日も仕事で話題がでたのでちょっと書いてみたいと思います。

人間って思考の癖があって、共感的な部分と論理的な部分があります。話をするとき、その二つを組み合わせて会話をしています。この傾向は業界によってその会話方法に特徴があるとか。

一般大衆を顧客としている営業は共感力のある話し方をするそうです。医師は論理力のある話し方をする傾向にあるそうです。(納得ですね)

MRの評価をする医師は必然的に論理的な話をするMRを評価するのですが、そのMRを業績評価する管理職は共感力のある話し方を好む傾向がある人が多いそうです。
そりゃおかしなことになるはずだ、、、と妙に納得してしまいました。


この共感力と論理力ですが、これは相手との関係性によっても微妙に変わるのかななんても感じています。

この辺も人の行動をみてみると面白いかもしれませんね。


2016年8月22日月曜日

がん哲在宅部会@あずまや


またまた更新が滞ってしまっております。

8月14日に大阪に行ってきました。
写真は大阪の滝井駅から1分の場所にある、大阪がん哲学外来メディカルカフェあずまやです。
がん哲学在宅部会は通常だと東京で実施しているのですが、今回は幹事のあずさん(あずま在宅医療クリニック医師)のところに行こうということでみんなで行ってきました。

目の前があずさんのクリニックがあり、その前の一軒家を借りてやっているそうです。
以前からお話しを伺っていたので、どんなところだろうと興味深々でした。



写真は懇親会のときの様子ですが、ここでみんなで集まって話をしているそうです。

今回のテーマは「私が考えるエンドオブライフ」です。それぞれの持ち時間はあるのですがみんな時間オーバーしてしまうほどそれぞれの思いや考えを語っていただきました。
本当に学ぶものが多いです。
人間は生きていると他人から影響を受け、そして何かを学んでいきます。

エンドオブライフと言いながらも、生き様を聞いた気がします。
他人の死を点で捉えるのではなく、そこに至るまでのナラティブがありその人間という生の最後のポイントが死です。どんな死が良いかなんて本当にわかりません。

またまた、考えることが多くなってしまいました。


2016年8月2日火曜日

平成28年度人生の最終段階における医療体制整備事業


7月30・31日と研修会を受講してきました。

昨年度は東京医療センターがモデル事業を実施していましたので、今後この事業がどのように展開していくかとても興味深くみていましたが、今年度も関わることができることになりました。

この事業の大きな目的は、人生の最終段階における医療の決定プロセスガイドラインの普及とこのガイドラインを具現化するための体制を構築していくことです。


厚生労働省 「患者の意思を尊重した人生の最終段階における医療体制について」


このガイドラインのポイントは、「一人できめない、一度にきめない」「患者と医療者との十分な対話」「その上での患者の意思尊重」「医療者内では多職種で相談」「判断が難しい場合は多職種専門チームから助言を得る」ことです。

なんだか当たり前のことのように感じますが、医療の現場は医師の独善できまったり、本人ではなく家族の意向が本人の希望のようにして意思決定がすすめられています。またインフォームドコンセントも医療者の説明だけに終わってしまっていることもよく見られます。それを変えていく必要があります。この事業をやったからといってすぐに考え方が変わるものではないと思いますが、きっかけの一つになると思います。

この事業は医療者側の働きかけなのですが、もう一方で患者側の意識を変えていく必要も同時あります。いくら医療者が自己決定を支援する体制が整えても、患者本人がいつまでも医療に対してお任せではダメですし、そもそも患者本人がどのように最後人生を終わらせたいかということを考えていかなくてはなりません。

人生の終わりは人間である以上、必ずいつか訪れます。いつその時がやってくるかは誰もそれはわかりません。その日は突然明日やってくるかもしないし、何十年先かもしれません。いきなり考えられなくてもすこしづつ考えていく必要があると思っています。

若い人はまだ先の話でも、何度も誤嚥性肺炎を繰り返したり、フレイルの方などは状態が急に悪くなったときには医療の介入で大きく意思決定をしなければならないときがきます。そういったことを想像もしていない方が多くいるのが現状です。人生最後というだけで「縁起でもない」と死を避けて話すらしたがらないことよくあります。

近い将来、団塊の世代が一気にお亡くなりになる時期がやってきます。このままいったらどうなるんだろうと考えてしまいます。医療者ではない一般市民の方には単なる終活ではなく、自分の人生の最後に受ける医療についても考えていって欲しいと思っています。



※フレイル
加齢に伴う様々な機能変化や生理的な予備能力の低下によって健康障害を招きやすい状態

老年医学会のステートメント

フレイルの意義