2017年12月31日日曜日
医薬品産業イノベーション研究会
12月28日に医薬品産業イノベーション研究会がありました。医薬品のイノベーションに興味がある人が集まっています。嫌でも変わらずを得ない医薬品産業に対して何らかの思いがあり、変革を望んでいる人たちばかりです。この変革とは過去に時計を戻したいのではなく未来に向かっていこうとする力です。それを模索していきたいと思っています。
この日はイノベーションとは何かを様々な定義を整理し、医薬品産業のイノベーションとは何かをみんなでディスカッションをしました。
医薬品は人の健康に寄与するものですが、医薬品の開発の歴史は人と病や障害との戦いでした。経済の発展と共にライフスタイルが代わり過去とは病や障害が変わってきましたが、それでも医薬品はそれとの戦いです。最近は人工知能やIoTなどの技術も新たに医療に大きな革新が予想され、その中で医薬品はどのようなものになっていくのかとても気になります。
人々の生活と切り離すことはできない医薬品が産業としてどのようになるのか、来年は15年前の医薬品産業の研究を始めたころの気持ちに戻って学んでいこうと思っています。
2017年12月25日月曜日
都会のコミュニティ
都会ではよく「隣の人は何をする人ぞ」ということはよく聞かれる。それはこれだけ多くの人がいて、そこに長く済むわけでもなく、仕事が忙しくてそこの人との交流が中心の生活となれば自ずと住まう場所でのコミュニティ廃れてしまいます。
私も色々なところのコミュニティをみさせていただいていますが、人口の少ないところの地域住民の繋がりというものをみる機会が多くありました。しかし都会とはちょっと違うと感じていました。
今回お邪魔させていただいたのは共同住宅の青豆ハウスです。
http://www.bluestudio.jp/service/casestudy/C01_aomame.html
場所は東京都練馬区田柄にあります。最寄りの駅は副都心線、有楽町線の平和台になります。私が以前住んでいたところへは車で30分もしないところですのでなんとなく土地勘はあるのですがだいぶ雰囲気も変わりました。
この辺りはあまり高い建物はありません。元々は古い集合住宅だったそうですが、それを建て替えるタイミングで何か他とは違った面白いことができたらいいねということでスタートしたそうです。
隣は畑です。共同で土地を借りてお野菜を作っているそうです。
この辺りはあまりお祭りもないらしいのですが、色々なイベントを企画して地域の人と交流をしているそうです。釜やカマドがあるのでバーベキューもするそうなのですが、頻繁にしていたら近所から苦情がきたそうです。どうしたらいいのかみんなで考えたところ事前にアナウンスをして寧ろ参加を呼びかけたそうです。そうしたら苦情がなくなったそうです。
この建物の周りにはフェンスやガードはほとんどありません。玄関のところにも椅子が置いてあったりしています。
どこにでも飼い犬の糞尿をちゃんと始末しない人はいるもので、それに対してもただ「禁止」をいうのではなく看板にいろんなメッセージを書くことで自然とマナーの悪い人はほとんどいなくなったそうです。
当日はお部屋の中は見せていただくことはできなかったのですが、私たちがお邪魔することを住人の方達に事前に知らせていただけていたのでお話をすることができました。大体30代くらいの子育て世代です。子供たちも仲良しです。
木のぬくもりを大事にした建物は構造も特徴的で、集合住宅にありがちな同じ構造のものをいくつも作るのではなく人の下に人が寝るということがないようになっています。なので木造なのに意外と静かだそうです。
占有面積も決してファミリータイプのように広くはないのですが、収納倉庫が外にあったり、ベランダもあったりととても過ごしやすそうです。それ以上に住人たちの繋がりがよくてここに住んでいるのです。
今後子供達が成長して手狭になった時はわかりませんが、このくらいの時に親同士のコミュニティは非常にありがたく干渉しすぎず緩く助け合う関係性がよいとお話を伺いました。
私はこれまで一度も一戸建てに住んだことがありません。なので集合住宅の方が馴染みがあります。そしてそこに住む人との関係性もしっくりします。兎角、地域包括ケアの文脈で話があるとマンションなどの集合住宅の人とのコミュニケーションがないという話を聞きますが、私はそこまで酷くないんじゃないかな。。。と思っていました。今住んでいるところでも自分から人と関わりを持とうと思えば何かしらあります。そこから考えると集合住宅の問題ではなく、場所や機会のデザインだと改めて思います。それがわかってなんだかホッとした気分です。
都会のコミュニティはとても重層的で単純化したモデルでは語れないというのが私の結論です。このことはどこかでちゃんと整理して文章にしたいと思います。
今回、一緒にお邪魔したメンバーです。ふくやま病院の譜久山先生とその仲間たちです。
ふくやま病院には以前お邪魔させていただいています。
https://tomocya-tomocya.blogspot.jp/2016/11/blog-post.html
たまたま東京に仕事があったということで、そのついでに見学ツアーをするということでお声がけいただきました。新たな方とのご縁や一人では行けなかった場所へ行くことができて本当に感謝です。寒かったけどとても楽しいクリスマスイブの午前でした。
ありがとうございました!
2017年12月5日火曜日
AMCOP(患者協働の医療を推進する会)始動
10月に行われた「いまこそ患者協働の医療の実現を!2017」が非常に好評で、また2018年も実施しようということになりました。単にイベントをするだけではなく、団体として活動することになり12月3日にキックオフミーティングを実施しました。
日本語名:「患者協働の医療を推進する会」
英語名 :Association of advancing Medical COllaboration with Patient(略称:AMCOP)
キックオフミーティングには18名が集まり、みなさんそれぞれに熱い思いを胸に秘めて参加されていました。スケジュールの都合で参加できなかった人たちも数多くおり大きく社会に影響を与えるような存在になりそうだと感じています。
当日はビジョン、ミッションについて議論をし、今後の活動についても話しました。微妙な調整が出来次第、正式に公開されると思います。
昨今、医療サイドでは「意思決定支援」ということが言われています。意思決定支援は患者自身の選考をサポートしていく考えです。しかし患者が意思決定をしようとした時に医療者が患者と良好なコミュニケーションをとる努力をすると同時に患者自身も医療者と良好なコミュニケーションを取ろうとする意思を持たなければいつまでたってもコミュニケーションは成立しません。
私は患者協働という考え方は意思決定支援と対に存在すべきと私は考えます。
多分初めはがんや難病の患者さんが先行していくと思いますが、この考え方が市民に広がれば、将来的には市民が上手に医療と付き合えるようになっていくと思います。
どんな広がりができるかとても楽しみです。
Borderlessな社会
12月2日新横浜のフランス料理店「HANZOYA」にてONE TABLE主催「Borderless Food 体験食事会」を行いました。
この活動は食を通してBorderlessな社会を実現するものです。
これまでも応援してきた「三鷹の嚥下と栄養を考える会」のスピンオフです。
三鷹の会は地域に限定した活動となるので、団体を分けようということで、クッキングセミナーや体験食事会などの事業をこのONE TABLEでは行います。
http://one-table.jp/
食べることって人間が生きていくためには必要不可欠なことで、生まれてから死ぬまでずーっと栄養をとり続ける必要があります。食べるという行為が単なる栄養摂取ではないということは誰もわかっていることだと思いますが、いつしか生命維持ということだけとなるとつまらないものへと変わってしまいます。
食事の形態が異なるということは、そこで健常と病人という区分を作ってしまいいつしか同じテーブルで食事を囲むということもできなくなってしまいます。
生きるということは何でしょうか?幸せとは何か?
人と人を分断しない世界を食を通して創る活動をしていきます。
私は食の専門家ではありませんがこの趣旨に賛同し、今後も応援していこうと思います。
柏に行ってきました
11月20日にビュートゾルフ柏とオープンしたばかりの銀木犀 柏に行ってきました。
吉江さんと何度もイベントでお会いしてお話をさせていただいているのですが、とても気さくな方で見学も快くOKしていただきました。
ビュートゾルフ柏
https://www.facebook.com/buurtzorgkashiwa/
民家を改造して訪問看護ステーションとして使っています。外からの様子です。
入り口には何とも味のある看板。これもボランティアの方が作ってくれたそうです。
玄関入ってすぐは二階に上がる階段なのですが、通常は使っていないそうでこのような感じでギャラリーになっています。
元は和室だったのをフローリングにしています。これもボランティアの方がやってくれたそうです。
植物もあって癒しの空間ですね。ここで最近は麻雀をする利用者さんもいるそうです。ジャラジャラうるさそう(笑)
お昼をご馳走になってしまいました。年齢の高いお姉様方の手料理です。
外の掲示板も手作りです。
吉江さん曰く、みなさん自分たちの好きなようにお金がかからない形で過ごしやすい空間を作っているとのこと。どれも素敵です。
本当にお姉様方のパワーはすごい!!
ビュートゾルフのあとは吉江さんと一緒に銀木犀に行ってきました。
銀木犀 柏
銀木犀はサービスつき高齢者住宅です。暖かい木のぬくもりのある建物です。
ランプのオーナメントも素敵です。
吉江さんは逆さ箒が気になるらしく、こっそり意味を伝えていました。
入ってすぐにキッチンがあり自由に料理ができます。
あちこちに人が集うスペースがあります。
きっと春になる頃にはもっと草木に彩られているでしょうね。
お風呂はこんな感じでした。
お部屋の広さは全部同じではなく、何パターンかあるそうです。
銀木犀の地域活動「駄菓子や」です。小学生たちが買いにくるので高齢者の方と自然に交流ができます。いろんな人が集う場所はなごみますね。この時はお客さんはいませんでしたが、入居が始まったらきっと賑やかになるのだと思います。
実際に柏に行ってみて思ったのは、柏モデルと言われている産学連携モデルの一片ではなく地域の住民と一緒に自然と溶け込もうとしている取り組みでした。ビュートゾルフもシステム化されたパッケージではなく、吉江さんという人のカラーがそこにあります。
やはり勝手なイメージで地域を捉えてはいけませんね。百聞は一見に如かず。実際にみて感じることの大切さを改めて思いました。
2017年11月1日水曜日
患者協働の医療
色々ブログ投稿の順番が前後していますが、10月1日に「今こそ患者協働の医療の実現を!2017」が慶應義塾大学信濃キャンパスで行われました。主催は患医ねっと、ペイシェントフットです。
私は当日の司会進行でお手伝いをさせていただきました。
約50名の参加者の方を前に、とにかくきっちり時間調整して終わらせ、かつ学んでもらうという注文を受け私の頭はフル回転でした。本当はゆっくり考えたいテーマであったのですが、それはそれとしてやり遂げました。
患者協働の医療とは、平たくいうと本来の意味でのインフォームドコンセントだと私は思っています。インフォームドコンセントは医療者のものではなく、患者がするものです。
患者協働の医療とは患者が主体的に医療に関わり、自分の受けたい医療やケアについて対話をするものだと私は理解しています。
インフォームドコンセントの場面で医師の説明がわからなかったり、自分の気持ちが伝わっていないということはよくあると思います。それは医療者だけの問題ではなく、患者にもやはり問題はあるのではないでしょうか。医療を変えるのは大きなことではなく患者一人一人の小さな行動から変えていくことが重要です。この活動はそれを進めていくことになります。
今後もこの活動は続いていきます。私も応援していきたいと思います。
(*下2つの画像はE-FIELDのスライドを一部改変しています)
2017年10月31日火曜日
病院のいいトコロ・悪いトコロ
がんの保障研究会の第1回研修セミナーで講師をさせていただきました。
この研究会は保険を扱う人にがんに対する正しい知識を学んでもらい、保険の営業職としてがん患者さんをサポートできる人を増やすというものです。
私はここでアドバイザーとして、医療の知識、医療者とのコミュニケーションについて、やや医療側に立った情報提供をしています。今回のタイトルが病院のいいトコロ・悪いトコロです。
私がお伝えしたのは、がん連携拠点病院にある相談支援センターを覚えていただくことと、インチキ医療と言われるものと本人の意向は紙一重なところがあり、医療者と患者のコミュニケーションギャップがあるという現状を踏まえる必要があるということです。
いいトコロというのは決して誰にとってもいいトコロではないというのが私の話です。
医療について一般の方にお伝えする機会が少ないので、私にとってこの講師のお仕事は大変ありがたいことです。
アンケートのコメントも伝えたかったことは伝わっていたようです。よかった。。。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
地域医療を守り・育てる住民活動全国シンポジウム2017
地域医療を守り・育てる住民活動全国シンポジウムは10月21日、22日に実施されました。今年は選挙が重なってしまい、また時期外れの台風が日本を襲ったことで従来よりも参加人数が少なかったのですが、その分しっかりお話が聞けたのではなかったでしょうか。
今回は自分たちでシンポジウムを企画するという内容でした。住民活動の問題点となるようなテーマが挙げられ、グループに割り振られました。そこでグループのみなさんと議論しました。私のテーブルは「医療者確保」でした。
医療者確保というと田舎の問題かというとそうではなく、都会でも医療者を集めるのは大変です。医療者も生活があるので本人のキャリアの問題、家族の問題などがあります。患者さんのことも大切ですが一人の人として考えたら当然のことです。その問題を解決する方法は決して一つでありません。
今回の議論は地域によってニーズが異なり全てを一緒に議論することはできないが、それぞれの取り組みは非常に参考になるが成功例よりも失敗例の方がより学ぶことがあるのではないかということでした。
そして医療者がすること、市民がすること、行政がすることは何があるかという議論ができるシンポジウムにしたらどうかというものでした。
グループのみなさんにはお世話になりました。本当にありがとうございました!
ビュートゾルフ柏の活動
ビュートゾルフ柏についての話を聞かせていただく機会が8月の医桜の勉強会とCFMDナーシングカフェと2回ありました。
ビュートゾルフはオランダの在宅ケアの仕組みで、日本では訪問看護ステーションを使って行っています。看護師、リハ職、介護職などがチームで患者をみるというものです。
ビュートゾルフ練馬は以前テレビで紹介されていたのをみたことはあったのですが、柏の取り組みは吉井悟さんの話を聞くまでは知りませんでした。柏といえば、東大が中心となって民間と行った柏プロジェクトが有名です。それとビュートゾルフ柏は別ということです。
ビュートゾルフ
柏プロジェクト
お話を聞かせていただいて、柏では地域のボランティアの方と一緒に運営をしておりビュートゾルフという名称を使ってはいるものの、テレビの話とは違っていました。単なる訪問看護の仕組みというよりはコミュニティケアであり、地域の方の集まる場づくりがされた事例だと思いました。
やはり見学に行ってみたいですね。。。 ああ、いつ行こう。。。
CFMDナーシングカフェでは後半がトークセッションでした。その時音声がポッドキャストにありますのでこちらもよろしければ聞いていただければと思います。
地域包括ケアにおける看護の役割とキャリアにおける多様性
コミュニティ作りに関してはまたどこかで書きたいと思います。
2017年9月26日火曜日
中動態の世界 読書会
バブリーズという仲間内で國分功一郎さんの「中動態の世界」を題材にした読書会を実施しました。タイトルはバブリーズのための「中動態ワークショップ」〜中動態ってなんだかよくわからないけど素敵〜
ちょっといいお部屋を使わせていただいたのでなんだかちゃんとした読書会のように見えますが、あまり作り込まずに場の流れに任せて話をしました。読書会と言いつつもガツガツ本を読むのではなく、中動態についてのお互いの理解を話ながらどこにたどり着くかわからない対話を約二時間しました。あっというまでした。
能動態でも受動態でもないもう一つの態が中動態。中間ではなく第3の態です。
自分がしていることを振り返ると能動的でも受動的でもないけど行動していることは結構あります。しかし外から見ていると私の中で起こっていることは見えないので能動的(積極的)に何かをしているように見られることがあります。どのようなことが人の中で起こっているのかはわからないですが、でも何かによって人は動いている。
例えば「ともちゃんって一生懸命」って言われる時があるけど、単なる責任感で、やりたくなくても「一度受けた仕事はきっちり完遂するもの」だというメンタルモデルがあってただやってるだけということがあります。そこに自分自身でメンタルモデルがあるということに気づいていても、真面目な自分を手放せなくて行動している自分も存在したりもします。
自分の中に起こっていることならまだしも他人の中に起こっていることはわかりません。それを記述するのが中動態なのです。この場合、「ともちゃんが何事かによって仕事をしている」のであって、そこに意思はありません。
最近、中動態に関する話題が増えていますね。人々を惹きつける何かがそこにあるのでしょう。今回のみんなとの対話で、中動態で語られる世界って単純な二極化した単純な世界とは違って豊潤な世界なんだろうと思いました。
雲南市立病院の病院祭に行って来ました
地域医療を育てる会の有志で雲南市立病院 病院祭に参加しました。地域住民と病院が一緒になって地域医療を支えている事例としてよく名前が上がっており、また昨年の自治医大主催の「地域医療を守り育てる住民活動全国シンポジウム」でお会いした方々のと再会を楽しみにしていました。
こちらが病院の正面ロータリーです。JR雲南駅の目の前に病院があります。
病院に到着し、すぐに会が開始しました。
オープニングセレモニーは院内保育のみなさんです。とっても可愛らしかったです。
基調講演は、「在宅医療・在宅介護~うまく使って住み慣れた家でずっと過ごそう!~」ももたろう往診クリニック 小森 栄作 先生でした。
小森先生は岡山で開業していらしゃる先生です。自宅で枯れるように亡くなるということはどういうことなのかを実際の診療の事例でお話いただきました。
スタッフを集めるための動画をご紹介していただいたときには、聴衆のすすり泣く声が聞こえて来ました。
ランチタイムは錚々たる方々と昼食をいただきました。印象に残っているお話は、雲南の人は死を忌み嫌う土地柄ということです。小森先生のお話を市民の方はどのように受け止めたのでしょうね。家で亡くなるということを今後どうやって考えるかというのは、ここ雲南市でも課題のようです。胃ろうを単純に良い悪いだけで決めるものではないが、それを市民に理解して納得した医療を受けてもらうにはどうするべきかということをお話されていました。
食事のあとは院内を案内していただきました。
健康コーナーでは血圧などを看護師さんが測ってくれます。
私の気になったのは壁に貼ってあったまめネットです。
島根県全体でカルテを共有するシステムです。このシステムは電子カルテのメーカーはどこでもいいようです。かなりサーバーについても施設の任意度の高いネットワークの作り方です。この仕組みを県からNPOが委託を受けて保守管理を行なっています。病院・診療所の加入率は高いのですが、問題は薬局の加入率が低いところです。介護施設も繋がっているのに薬局が繋がっていないというのはどこに問題があるのか聞いてみたいと思っています。
病院は現在新棟立てています。来年の四月にオープンとのことです。建設中の建物を中から見させていただきました。
足場がなくなると広く天井が高いエントランスの予定です。この病院は災害拠点病院として指定されており、災害時にはエントランスも医療現場として使われます。
この足場は工事のためにあるので、新棟ができたらこの場所には行けません。貴重な一枚です。
この建物は雲南市で初めて免震構造の建物となります。ブリジストン製のゴムを使用しているそうです。
私はちょっと病院を抜け出し、趣味の神社探索に行って来ました。
須賀神社は日本で最初の神社(初の宮)です。病院から車で約10分くらいのところにあります。
http://suga-jinja.or.jp/
あと須賀神社の奥宮である夫婦岩も見にいってきました。ここにたどり着くには急な坂があるのでちょっと大変です。
http://www.unnan-kankou.jp/contents/orochi/136
コミュニティーナースの矢田さんと初対面です。とてもパワフルで素敵な方でした。
矢田さんは雲南市病院の職員でもあります。彼女は市民活動を支えるNPOおっちラボの代表です。幸雲南塾からおっちラボが生まれそこから、現在はさらにコミュニティナースPJが立ち上がっています。
幸雲南塾
http://co-unnanjyuku.com/
おっちラボ
http://occhilabo.com/
コミュニティナースPJ
http://community-nurse.com/
私はビジネスにできないものは、いくらいいことであっても結局はまちにとって不要だと考えています。助成金だけに頼ったまちづくりをすると助成金に合わせた内容のものしかできません。自分たちの欲しいものを自分たちで作ることは本当に自由で、そこに本当に必要なものしか残りません。
いいことをやっているのに助成金がないから。。。というのは違うと考えています。その点、ちゃんとビジネスにしている矢田さんの活動は素晴らしいと思いました。
夜は懇親会に参加させていただきました。
その時にでた甘いお醤油がとても印象的でした。
病院ボランティアの方と一年ぶりの再会ができて本当に嬉しかったです。様々な考え方を学ばせていただきました。
本当に一日バタバタでしたが、密度の濃い一日を過ごすことができました。
百聞は一見にしかずですね。多くの学びを得ることができました。
最後ですが、この企画をしてくれた地域医療を育てる会の相京さん、そして院長をはじめ病院スタッフの方、ボランティアのみなさんには多くのご配慮をいただきまして本当に感謝です。ありがとうございました。
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