2017年5月20日土曜日

78カンファレンス「生き方」と「逝き方」



東京医療センターで行われた78カンファレンスに参加しました。

78カンファレンスは東京医療センターの総合内科とそこに勤めたことのある医師で始めた勉強会で、世田谷・目黒周辺の環7と環8の間に囲まれたエリアの病院・診療所のスタッフ対象で行われています。

今回はアドバンス・ケア・プランニングがテーマでタイトルが「生き方」と「逝き方」でした。ワールドカフェスタイルで「あなたが不治の病と宣告されたらどうしますか」を話しながら交流とテーマの理解を深めていきました。

死生観に関するワークショップは何回か出ているのですが、対象が違うと話される内容もトーンも違うのことがとても興味深かったです。思ったよりも死をすんなり受け入れて残された時間をどう使うかと言う話が多かったのと、具体的な身辺整理の話はあまり聞かれなかった印象でした。今回は参加者の年齢も若く、医療者ばかりということの影響が大きかったのかもしれません。

「人間は必ずいつか死ぬ」当たり前のことなのですが、忘れがちなことです。「死」とは現世の自分がこの世とお別れをする瞬間です。その瞬間を意味付けするのは現世の自分です。今回の問いは死と言いつつも実は「今」の自分を見ているのだと思います。

私が出したものは「(興味のままに)毎日違うところに行きたい、家に帰らずフラフラ旅に出たい、決まった仕事はしない」でした。半分くらい今でもやっていることですね(汗)自分を分析すると「自由」が上位価値にあるということがよくわかります。

「死」の捉え方と残された時間で「行動に見られる本人の希望」から、その人の現在の心理が見えるかもしれないと勝手に考えています。

三鷹と嚥下と栄養を考える会の中で死生観をダイアローグした時のブログです。こちらはケアと言うことから死を考えている人たちの集団です。普段は食べると言うことから生きるを考えています。

「看取る」ということについて
こちらはみんくるカフェです。

この時も似たようなことを考えていたな、と感じました。
市民主体で行うアドバンス・ケア・プランニングをもう少し深めて考えて行く必要も同時に思いました。

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