2017年5月9日火曜日

イノベーションってなんだろう


ゴールデンウィークも終わり、街はいつもの平日の姿に戻りました。

第11回一橋ビジネスレビュー・スタディセッション 〜イノベーション研究これからの20年 に参加してきました。久々のイノベーション論の話はとても楽しかったです。

今回は時価総額ランキングの現状をみてゲームチェンジャーとなる企業が出ていないことを指摘、さらにその企業を見ると過去国営企業だったことがわかります。80年代は電機産業が名前を連ねていたことを考えるとこれでいいのか?という問題提起から始まりました。その後、技術革新がもたらした産業の変化やイノベーションのプロセスやその視点などを聞きました。

医療のイノベーションって他の業界とはやはり違いますね。ゆっくりとした連続性の中で社会の変化と共に変化していく業界ですので見えにくいと思います。国民皆保険制度があるため、生活の変化までをアウトカムとしてしまうともっとわかりません。しかし現場をみていると外的な要素だけで変化する業界かというと動きは色々あります。そこの変化は何かを見るのは私にとって心踊るものです。

それにしても今回のようなイノベーション論の話は興味深いです。人の生活や行動を変える原動力は何かを考えることはワクワクします。でもその時にいつも思うのはこのイノベーションによって人は幸せになっているかです。比較的イノベーション研究は新しい分野で、経済成長を支える原動力的な意味合いが強い傾向があります。しかし経済成長=イノベーションとするのは違うのではないだろうかなんても思ったりします。

人口減少時代に自分たちの生活が豊かになるということは何も目に見える経済成長だけではないと私は考えています。自分たちが本当に豊かになるためのイノベーションってなんだろうと今後も考え続けて行きたいです。

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