2017年6月1日木曜日

健康と運動


健康運動指導士の更新必修講座を受けてきました。興味があるとか、ないとかそういう話ではなく必修という研修なので、私にしてはテンション低めの受講態度でした。

そういう時はできるだけ、前の方で話を聞くに限ります。少しでも何か持って帰らないと勿体無い。やる気はほとんどないけど、早めに会場に行って気持ちをそちらに向けるようにするのが私のやり方です。

内容は以下の通りでした。

講義(1) 「健康日本21(第二次)」を中心とする国の施策の現況及び健康運動指導士の役割 90分

講義(2) 認知機能低下を予防するための身体活動とその効果 120分

講義(3) 各疾患者への運動療法、服薬者の運動と注意点 90分
       (高血圧症、糖尿病、虚血性心疾患、脂質異常症)


これらの講義の内容の多くは、知っている内容なのですがどのように医療や介護の文脈を念頭に置いた時に運動指導をどのように捉えられているのかがよくわかりました。今回何よりも強調されていたのが禁煙、そして高齢者の運動(身体活動)です。

禁煙に関しては、医学的に見た時に決して利益はないと思います。どんな研究調査結果を見てもタバコの益は見当たりません。本人のタバコが吸う自由とタバコの煙を吸いたくないという自由とで今色々と世間が動いています。この様子だとタバコはどんどん追いやられていくんだろうな強く感じました。

また運動指導の分野もどんどん科学的根拠に基づく運動処方の研究が始まっているのも感じました。運動を行うと医学的にも効果があるということは大分わかって来ていますが、どのような運動指導が効果的なのかということを言及するのは現段階で難しいことです。
なぜ難しいかというとコホート研究での結果がほとんどだからです。とはいうものの、患者を対象として運動療法などの研究もあり身体活動を上げることは好影響があるので楽しく運動ができるようにするのは運動指導を行う人がどれだけ安全に継続させるかが大事ですね。

高齢者は慢性疾患を抱えていることが多いので薬剤の服用による影響の研修もありました。確かにβブロッカーや糖尿病の薬を服用している人の運動指導は注意が必要なので当然ですよね。そのようなことがちゃんと研修に入るというのはとてもいいことだと思います。

ヘルスリテラシーの話などもありましたが、あれだけ大きな教室で一回だけじゃ全然理解できない人もいるだろうなーなんて思いながら、前から2列目でなんとか頑張りました。
(寝てないですよ)

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