このお花は通勤途中に咲いていたのでパチリってした花です。
なんかあちこちで「かかりつけ医」だの「かかりつけ薬剤師」だの云々ってあるので、自分なりに紐解いてみたいと思います。
かかりつけという言葉を調べてみました。
三省堂大辞林からすると、「掛かり付け:いつも診察してもらっていること」ということなので診察なのでお医者さんのことですね。
もう少し言葉を紐解いてみます。
【かかる】
これがいろんな漢字がありますね。
掛かる、懸かる、罹る
(意味がいっぱいあるので転記ではなくリンクにします)
【つけ】
[名]
1 支払い請求書。勘定書き。書きつけ。「会社に―を回す」
2 その場で支払わないで店の帳簿につけさせておき、あとでまとめて支払うこと。また、その支払い方法。「―で飲む」「―がきく」
3 運。つき。つごう。
4 (ふつう「ツケ」と書く)歌舞伎で、立ち回り・駆け足・打擲(ちょうちゃく)の音などを表現し、また見得(みえ)を印象づけるため、舞台上手の横で、役者の動作に合わせて板を拍子木に似た柝(き)で打つこと。また、その拍子。上方では「かげ」という。付け拍子。
5 「付け帳」の略。
6 手紙。
[接尾]動詞の連用形に付いて、いつもそうしている、…しなれている、などの意を表す。「掛かり―の医者」
「途中から―が悪(わり)いから」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
「此中(こんぢう)―をよこした女(あま)よ」〈滑・浮世床・初〉
づけ【付け/▽附け】
[接尾]日にちを表す数詞に付いて、その日の発行・発令、または差し出しである意を表す。「四月一日―の発令」「五日―の書簡」
つまり、かかりつけとは罹りつけのほうが正しいのでしょうね。
罹るというの病気になるということですので、だから「病気になったときいつもそうしている=いつも病気になったらみてもらう」という意味なのでしょう。
あらためて考えてみると病気になってもらうということがない人にとったら、いつもっていつ?なんて思ってしまいます。
まあ、言葉あそびは置いておき、制度・政策がらみで「かかりつけ」って言っておいて本当のところ国は何がしたいの?って思っています。アクセス制限がしたいならそう言えばいいのに、言わないからなんだかしっくりこないんですよね。そういうところが面倒くさい。言いたいことがあるなら言っちゃえばスッキリするのね。
また今回、勉強会でこの言葉について議論をしたのですが、かかりつけ医って「長く継続的に付き合っていく医者」という話はでたのですが、どんな医者というところにはなかなか辿りつきませんでした。なぜなのかなって考えたとき、同じところにいくメリットを市民が感じていないんだろうなって思います。多くの場合、軽症のうちに医者にいくと思います。そうするとほとんど薬で症状が改善します。そうなる技術の差というよりはコミュニケーション能力だったり、地理的に便利だからという理由で医者を選択してしまうと思います。その選択方法ってかかりつけって呼んでいいの?
国のねらいと制度、かかりつけのもつ意味と実態。これらが交錯して議論をするから混乱して話がわけがわからなくなる。特に医療を専門としない人のイメージや初めに医療を選択するときの消費者行動が非常に厄介だと思います。私見ですが、どこでも等しく医療を受けられる制度のなかで、医薬品の開発の進歩等で医療の質があがったために医師の技量の差が技術ではなくなった結果がかかりつけの医者がなくなったというパラドックスではないかと思っています。
やはり医師は診断の専門家だと私は考えています。診断は主訴だけではなく、そのときの程度や状況のほか、病歴、生活環境や育ってきた環境の情報もあればあるほど診断がしやすくなります。よく1件目の医者の薬が効かなかったからヤブだとか患者はいいますが、いつもかかっていない医者では情報不足なんです。2件目は患者自身の力で回復に向かっていたり、1件目の医者の治療行為から除外診断ができていっているにすぎないと考えると後出しじゃんけんで後の医者ほど勝つのは仕方ないことです。これをわかっていないとドクターショッピングしてしまいます。
これを知った上で市民はどんな医者をかかりつけにするのでしょう。ここに私は興味があります。いま私たちは現状の文句の前に、自分たちがどんな医療を求めるか考えるときだと思います。まず自分の受けたい医療のありかたから、どんな医者が必要か、そしてほかの職種の医療者とどうかかわりたいかを考えなくてはいけないのではないでしょうか。
それは時代の技術によって変わっていくものだからです。医者に診断だけをもとめるなら人工知能が発達した先にはそもそも「かかりつけ医」っていうことはいらない時代がくるかもしれません。
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第5回市民の医療参加を創る会「信頼できるお医者さんを持とう」
もし自分が急に具合が悪くなったとき、また自分の体調で 相談したいことがあるとき、あなたはだれに相談をします か?
紹介状なしで大病院にいくと治療費以外にも5,000円 以上のお金をしはらいますが、それでも大きな病院にいき ますか?
プライマリ・ケアの視点で自分の身近な健康についてみん なで議論してみましょう。
日程 2016年6⽉28⽇(⽕)
時間 19:00〜21:00 (終了後懇親会)
会場 根津 みのりcafé 東京都文京区根津1丁⽬22−10
参加費 3,000円(イベントのみ) 2,000円(懇親会参加)
申し込み (FBの参加だけでは登録完了となりません)
http://www.kokuchpro.com/ event/ b7faaaccc5ccd7d2cabb58decbd e26b6/
進⾏
・日本の医療療制度度とプライマリ・ケア(仮)
東京財団 三原 岳
・医者に⾏かない人のためのプライマリ・ケア(仮)
相模原市⽴青野原診療所 菅野 哲也
・ディスカッション
チラシダウンロード
https://drive.google.com/ file/d/ 0B_6EjbcIlRHfSUhLNERCd3VZdU E/view?usp=sharing
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【市民の医療参加を創る会】
ブログ http:// participationinmed.blogspot .jp/
医療を取り巻く環境は複雑化しており、一般市民が議論に 参加するにはかなりハードルが高い状況です。しかし、医 療は私たちの健康において、なくてはならないものであり ます。そして医療は我が国の社会保障の枠組みのなかにあ ります。私たちの暮らしに医療のない世界はもはや考えら れなくなっており、私たちの健康を守るためにどうしたら いいのか一緒に考え、行動していきたいと思います。医療 について、自分ゴトとして考え、そして意見を言えるよう になるそのために様々なテーマを通して理解を深めていき ます。
≪患医ねっと≫
HP http://kan-i.net/
国のねらいと制度、かかりつけのもつ意味と実態。これらが交錯して議論をするから混乱して話がわけがわからなくなる。特に医療を専門としない人のイメージや初めに医療を選択するときの消費者行動が非常に厄介だと思います。私見ですが、どこでも等しく医療を受けられる制度のなかで、医薬品の開発の進歩等で医療の質があがったために医師の技量の差が技術ではなくなった結果がかかりつけの医者がなくなったというパラドックスではないかと思っています。
やはり医師は診断の専門家だと私は考えています。診断は主訴だけではなく、そのときの程度や状況のほか、病歴、生活環境や育ってきた環境の情報もあればあるほど診断がしやすくなります。よく1件目の医者の薬が効かなかったからヤブだとか患者はいいますが、いつもかかっていない医者では情報不足なんです。2件目は患者自身の力で回復に向かっていたり、1件目の医者の治療行為から除外診断ができていっているにすぎないと考えると後出しじゃんけんで後の医者ほど勝つのは仕方ないことです。これをわかっていないとドクターショッピングしてしまいます。
これを知った上で市民はどんな医者をかかりつけにするのでしょう。ここに私は興味があります。いま私たちは現状の文句の前に、自分たちがどんな医療を求めるか考えるときだと思います。まず自分の受けたい医療のありかたから、どんな医者が必要か、そしてほかの職種の医療者とどうかかわりたいかを考えなくてはいけないのではないでしょうか。
それは時代の技術によって変わっていくものだからです。医者に診断だけをもとめるなら人工知能が発達した先にはそもそも「かかりつけ医」っていうことはいらない時代がくるかもしれません。
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もし自分が急に具合が悪くなったとき、また自分の体調で
紹介状なしで大病院にいくと治療費以外にも5,000円
プライマリ・ケアの視点で自分の身近な健康についてみん
日程 2016年6⽉28⽇(⽕)
時間 19:00〜21:00 (終了後懇親会)
会場 根津 みのりcafé 東京都文京区根津1丁⽬22−10
参加費 3,000円(イベントのみ) 2,000円(懇親会参加)
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相模原市⽴青野原診療所 菅野 哲也
・ディスカッション
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