2016年6月8日水曜日

健康とレジリエンス


今回の学会のワークショップはレジリエンスのセッションに参加しました。
清水さんのワークショップはちゃんとフルバージョンで出た方がしっかり自分に落とし込めるのですが、今回は3時間。それでもしっかり持ち帰るものはできました。

レジリエンスとは何か
これは適切な日本語訳はありません。Wikiによると「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」などとも訳される心理学用語である。心理学精神医学の分野では訳語を用いず、そのままレジリエンス、またはレジリアンスと表記して用いることが多い。「脆弱性 (vulnerability) 」の反対の概念であり、自発的治癒力の意味である。」https://ja.wikipedia.org/wiki/レジリエンス_(心理学)

自分なりにレジリエンスを考えてみたときに挙げられる表現は、柳、稲穂、アメーバー、ホメオスターシス(恒常性)、1/f(ゆらぎ)などなど

健康は一定幅のなかで均衡を保ち、多少調子が悪くてもそれは誰にでもある調子の波で、ある線を越えると病気(異常)という状態になります。この幅のなかに入っていれば健康ということになります。この平常の波のなかにいることができるかを考えていくことが大事になります。

まず自分自身の健康を考えたとき、どのような状態が下がり過ぎず、上がり過ぎない状態ってどのくらいでしょうか?自分で自分の体調について客観的に考えたことがあるでしょうか。よく健康の議論をすると、健康かそうではないかの二極化した議論が多いのですが、その間も当然あります。そもそも健康は一定であることはないのです。一定ということはある意味、危うく、環境の変化に対応ができません。ある一定幅で揺らぐことによって変化に対応しているのです。

この緩やかなゆらぎのなかで、一定幅を超えないための自分でできることを考えていく。それが健康を守る方法なのです。精神と身体は繋がっているので、常にバランスをとる方法は自分でしか見つけられません。そのうちこのワークショップもやりたいな〜なんて考えていますが、やりたいことだらけでいつできるかわかりません。気長に待っていていただけると嬉しいです。

レジリエンスは別に人間だけに限ったことではなく、組織やまちづくりにも考え方は応用できると私は思っています。その話はまたそのうち書きたいと思います。



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