2016年3月26日土曜日

夢種会に参加してきました




夢種会とは「夢の種をみつけよう」が正式名称です。いつも行っているみのりカフェで行われるイベントの一つで第1回から参加しています。
会の目的は小さな夢の種をなんとかみんなで「芽がでないかな〜」ってお水をあげたり、肥料をあげたり、日当たりを考えたりとする会です。スピーカーだけはなく、その周りのひとも何かそこで気づくものを持って帰る場になります。

今回は「脳卒中後のリハビリ分野で保険外ビジネスを創造できないか」ということがテーマでした。プレゼンの内容は割愛しますが、私のビジネスに対する考え方は「誰を幸せにしたいか、そのひとの真の困りごとはなに?」を考えなくてはならず、ビジネスを始めたら最後までその人を大事にすることが重要です。「制度が変わったからやめます」的な気持ちで始めるなら初めからすべきではないと考えています。継続することがビジネスの使命であり、そうしないと不幸になる人ができてしまうからです。

そう考えた時、「脳卒中後のリハビリの人を幸せにするために何が必要か」を考えるとシンプルに必要なものが見えてくると思います。この日は同じグループに言語聴覚士のお友達と一緒で、彼女はこの4月からフリーになるということもありプレゼンをした人ではなく彼女の夢を育てていました。

彼女は言語聴覚士として本当によりよいリハビリというものを真剣に考えていて、聞いていて本当に気持ちよくなります。今度、さらに彼女の夢の全貌を聞きたくなりました。

私自身がこの会を通じて考えていたことは、やはり制度があるのにうまく使えていないなということです。そこの原因の一つに市民の目線で考えると医療と介護の差をあまり認識できないまま、制度の身勝手さに翻弄されているのでは?感じました。使う人に優しくないんですよね。申請主義が問題とかそういうことではないです。

患者・利用者側の受け取り方の問題はやはり大きいと思います。基本的に保険の中で医療が行われ病院や医療機関で医療サービスが提供されます。使う市民にとってみれば病気になって病院にいって病院の都合で他に出されるという感覚でいて、その後はどうやら介護保険というものが使えるらしい、じゃあそれでなんとか・・・と入院〜退院後リハビリを見ていたら、保険は同じものという捉え方をしても仕方ないと思います。つまり生活の一連の流れに起こる出来事が途中で制度分断されているために起こる現象だと思います。これはサービスが相手にとってどう感じるか見えるかという視点です。しかし制度は制度。

とはいうものの利用者にとってうまく使えなければそれはないものと同じ。だから保険外のサービスでビジネスをという発想になってしまうのでしょう。しかし今の制度内で解決できる問題はいっぱいあるんですよね。無い無いと思っていても、実はそこにできる方法があったんです。

「ビジネス〜」とか「いまの保険では賄え無い〜」と言っている多くの人は制度の青い鳥症候群とで言ってもいいのかもしれない。。。。

というのが感想です。




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