2016年3月9日水曜日

第4回市民の医療参加を創る会「あなたは医療にいくら払っていますか?」


3月8日恒例のみのりカフェで第4回市民の医療参加を創る会を実施しました。

今回は地域医療を育てる会で一緒の野村さんに保険料の負担について、彼が調べたデータをもとに保険者ごとの違いを話していただき、その後に三原さんにその背景を歴史や仕組みを紐解き、その後、みんなで議論をしました。

制度の複雑さに初めは質問もでない状態でした。グループで話すとすこしずつ話がではじめました。理解できなかったり、考えてもみなかったことを提示されてどうすればいいのかわからない状態だったのではないかと私は見ていました。
大体、想定内の反応です。

今回の内容は、保険料の負担額が、職業・居住地・年齢によって異なり、算出方法も違って均等な負担をしている状態ではありません。しかし受ける医療サービスは全国どこに行っても同じ処置なら同じ金額です。この不公平感はみんなはどう思うか?という問いです。

増大する医療費を保険制度を維持していきつつ費用負担をどのように考えるのかというのは初めて聞いた人にとっては複雑怪奇な話です。あっちこっちから拠出金があって、頭の中は間違いなく「??????」 みんなの顔は真剣なんだけど、頭の上に「?」が並んでいたのを見たような気がします。

個人的には、今フリーになったこともあり「なんでこんなに高いの?」というのは実感しています。でも、払わないと保険診療が受けられないと思うと「払うしかないよね」とも思います。

社会保険は社会で助け合いの精神からお金を出し合う仕組みです。自分だけがよければというのはちょっと違うと思うのですが、「払っているんだから使わないと損」という人もいます。困ったものです。

実は私がこの企画を考え始めた時、考えていたことは「連帯」って何?です。
ずーっとこの言葉がぐるぐるしていました。

辞書で調べてみました。

れん‐たい【連帯】 [名](スル) 
1 二つ以上のものが結びついていること。「―感」 
2 二人以上の者が共同である行為または結果に対して責任を負うこと。「―して事に当たる」 


どうやら結びつきと一緒に結果に対して責任をおうということなんですね。いまの保険者はアウトカムに責任をもつ、つながり、連帯になってないよね。なんて思うわけです。 


それと、保険者のせいにして自分(個人)の責任を放棄している国民も悪いよね。その時点で他人事です。無関心って一番良くないことですもの。 医療費の増大は様々な要素があります。今回はどのような負担が公平かでしたが、医療の中身の話も今後していきたいと思っています。





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