2016年4月10日日曜日

暦会館と神社巡り


先日、名田庄に行った時に暦会館(http://www1.vipa.ne.jp/~koyomi/)に連れて行ってもらいました。暦とはいまでいうカレンダーなんですが、その日の行事、節季などが書かれており宮中行事ではかかせないものです。これをつくることを許されているのは唯一、安倍清明の子孫である土御門家です。

中をみたら天体観測をするものや時間を計る器具がいっぱいあって、とても楽しかったです。機械をみるのも結構すきで、じーっとみちゃいます。

暦そのものに興味というよりは、暦は歴史の中で健康や生活、政治などと密接に関係しています。何かを決める時の占いのもとは暦なのです。


この石碑は暦会館の前にあったものです。これは安倍清明の母から清明にあてた手紙の句だそうです。

安倍清明といえば、陰陽道。中国からきた自然哲学や陰陽五行説を起源とした易学(占い、呪術)です。あまり詳しくはないですが、興味はあります。

旅行にくると神社によくお参りに行きます。どちらかというとお寺より神社のほうがすきで、なんとなく落ち着きます。お願い事をするというよりは、「こんにちは、私はここに来ましたよ」という意味で手を合わせています。

名田庄はどうも由緒ある土地のようだと神社を回って感じました。そもそも暦というものを扱っているということ、また場所も京都から近く暦の編纂のために江戸幕府とも繋がっていたそうです。伊勢神宮との行き来もあったそうです。やはりこの土地にはなにかありそう(笑)

言葉も京言葉に近かったり、土地の人ものんびりとおとなしい気質だそうです。



加茂神社はパワースポットだそうです。


土御門神社です。


ここで陰陽道の秘儀をおこなっていたそうです。
四方を鳥居に囲まれています。この石舞台の上で儀式がおこなわれたそうです。
何か気を感じるかどうか真ん中に立ってみましたが、邪気はなかったです。むしろ静寂な無の境地でした。


その場所から空を見上げてみました。昔の人は空を眺めて何を考えたのでしょうね。



ここは刈田彦神社です。旅館に一番近いところにあった神社です。刈り取った稲に神霊が降りてきたそうです。



ここの石灯籠には紋が四方ぜんぶ違っていて不思議でした。


菊の文様のついた馬です。

やはりこの土地の神社は只者ではないようです。。。

本当はもう少しゆっくりと境内の中を散策したりもしたかったのですが、今回のツアーは時間がとにかくなかったのでまたもう一度行ってみたいなと思っています。

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